株式会社百戦錬磨は8月1日、東京都墨田区吾妻橋に同日オープンしたドミトリータイプのホステル「PLAYSIS EAST TOKYO」の宿泊予約を、同社が運営する民泊サイト「STAY JAPAN」にて受付開始することを公表した。百戦錬磨社は、開業に至るまでの市場調査と事業性検証、施設コンセプトワークなどに携わり、開業後は施設への集客、運用代行を行う。
同施設のコンセプトは「LOCAL POSHTEL(ご当地ポシュテル)」。ポシュテルとは、英語で「高級な」を意味する「Posh」と「Hostel」を掛け合わせた造語であり、メインターゲットにミレニアム世代の訪日外国人旅行者や国内の女性旅行者を想定し開発された。
インバウンド旅行者から知名度と人気の高い東京スカイツリーや浅草、隅田川などに隣接しており、屋上ラウンジからそれらの観光エリアが一望できる好立地だ。
同施設は5階建てで、2階から5階までがドミトリースペースとなっており、女性専用、男性専用、男女共用とフロアごとに分かれている。5階はドミトリー以外に個室もあり、バスルームからスカイツリーを間近に眺めることができる特別な空間だ。2階から4階の一部はコンセプトベッドとして、墨田区出身の江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の版画モチーフや、墨田区に由来するアニメ「鬼平」の登場人物画を採用するほか、VR(仮想現実)体験ができるベッドなどもあり、過去から未来へ続く墨田区の新旧文化が表現されている。
また、墨田区ならではのご当地感を体験できる仕掛けとして、施設内に「すみだモダン」の伝統工芸の展示をはじめ、お祭りでの神輿担ぎ、地元通訳案内士による墨田区深堀ツアーなど、オリジナル体験メニューの紹介や地元の方々との交流などを企画する予定だ。「すみだモダン」とは、墨田区の産業の歴史や伝統、文化や技術を受け継ぎ、人々の生活への新しい提案や革新性のある商品や飲食店メニューを「すみだモダン」としてブランド認証する取り組みだ。
このほか、最新の翻訳機やスマートロック、荷物送迎サービスなどを用意し、旅行者へ安心で快適な滞在を提供する。
百戦錬磨社はこれまで、東京・大阪・京都で1棟民泊マンションやゲストハウスなど、約20施設の運営を行ってきた。同社は今後も、STAY JAPANで日本全国のさまざまな宿泊の選択肢を提供するべく、これまで培ってきた合法民泊運営のノウハウを活かし、独自のソリューションを基に運営代行事業を進めていく見通しだ。
【宿泊予約ページ】PLAYSIS EAST TOKYO
【関連サイト】すみだ地域ブランド戦略
【関連ページ】STAY JAPAN(ステイジャパン)
(Livhubニュース編集部)
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