楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社は10月12日、コンテナ建築を中心に施設管理や建築事業を行う株式会社デベロップと、楽天LIFULL STAY社が提供する民泊・簡易宿所向けのブランディングと運用代行サービス「Rakuten STAY」のサブブランドであるコンテナ型宿泊施設「Rakuten STAY VILLA」の開発・販売において業務提携したことを公表した。
今回の提携によりデベロップ社は、楽天LIFULL STAYが監修を行うRakuten STAY VILLAのデザイン、設計、施工を担い、同施設の販売代理店として、不動産オーナーへの営業活動を行う。建築用コンテナモジュール2個以上をかけ合わせた施設を1戸として、最低注文受付数は3戸からとなる。運用代行は楽天LIFULL STAY社が担う。
Rakuten STAY VILLAは、土地の形状や用途に応じてデザインしやすい建築用コンテナモジュールを活用したコンテナ型宿泊施設で、テラスやプールなどと構成することを予定している。1号店は2019年春頃、沖縄県宮古島市に開業予定だ。
同施設は、スクエア形状の建築用コンテナモジュールを各施設に使用しており、不整形地においても、自由な施設の配置や組み合わせが可能だ。そのため、建築用コンテナモジュールをかけ合わせた複数の部屋で構成される一軒家タイプに加え、露天風呂や屋外ジェットバス、プールを備えた宿泊施設まで、条件や用途に合わせて施設を建築できる。また、外壁や屋根などの施工を完了した状態で出荷することにより、従来の方法にくらべ大幅に工期を短縮できる。
楽天LIFULL STAY社は、2017年11月にRakuten STAYを開始して以降、他社との業務提携のもと異なるタイプのサブブランドを展開している。これまでに、戸建型宿泊施設「Rakuten STAY HOUSE×WILL STYLE」や、ガレージハウスをコンセプトとした「Rakuten STAY MOTEL」のほか、大阪心斎橋に1号店をオープンしたホステル「Rakuten STAY HOSTEL」や築50年以上の京町家を改修した「Rakuten STAY KYOMACHIYA」といったブランドを公表している。Rakuten STAYの展開に今後も注目だ。
【不動産オーナー向け問い合わせ窓口】Rakuten STAY VILLA
(Livhubニュース編集部)
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