楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社(以下、楽天LIFULL STAY)と、不動産販売と建築事業を手がける東京アライブエステート株式会社(以下、東京アライブエステート)は6月25日、楽天LIFULL STAYが提供する民泊・簡易宿所向けのブランディングおよび運用代行サービス「Rakuten STAY」のサブブランド「Rakuten STAY MOTEL」に関する業務提携に合意したことを公表した。
Rakuten STAY MOTELは、郊外の道路に面した敷地を中心に建設する、グループや家族での自動車旅行に適した宿泊施設だ。同提携により、東京アライブエステートは、楽天LIFULL STAYが監修し、株式会社グリフォンが企画・コンセプトデザインをする「Rakuten STAY MOTEL」の販売代理店として、不動産オーナーへの営業活動を行い、施設の設計と施工も担う予定だ。
Rakuten STAY MOTELは「ガレージハウス」というコンセプトのもと、さまざまな用途で利用できるビルトインガレージや施設に隣接する駐車場が組み込まれたデザインが特徴だ。1階はガレージ、2階は客室となっており、宿泊者は天候や人目を気にせず、自動車の乗り降りや荷物の積み下ろしが自由にできる。
1階のガレージには、自動車やサーフボードなど旅先で楽しめるアイテムを置けるスペースや水洗い場、ラック、テーブルセットなど、設備を充実させ、2階の客室には、電気式のバーベキューグリル、テラスに設置された露天風呂などを備えることで、旅行者が思い思いに過ごせる空間を演出する。寝室はダブルベッド2台がある4名部屋と、シングルベッド2台と布団3組がある5名部屋の2パターンだ。
楽天コミュニケーションズが提供する「あんしんステイIoT」や「スマートロック」も導入予定で、タブレット端末によるチェックインや、暗証番号でドアの開閉により、オーナーや宿泊客の負担を軽減する。なお、不動産オーナー向けの同施設ブランドへの申込受付開始は7月1日の予定だ。
楽天LIFULL STAYは「Rakuten STAY」において、大阪心斎橋に1号店をオープンしたホステル「Rakuten STAY HOSTEL」や島根県松江市に1号店をオープンした戸建型宿泊施設「Rakuten STAY×WILL STYLE」、築50年以上の京町家を改修した「Rakuten STAY KYOMACHIYA」などのサブブランドを展開している。
同社は旅行者の多様な宿泊ニーズに合わせ、今後もさまざまなサブブランドを冠した宿泊施設を展開していく見通しだ。
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(Livhubニュース編集部)
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