楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社(以下、楽天LIFULL STAY)と、住宅・不動産・建築業界に特化した経営コンサルティング会社のハイアス・アンド・カンパニー株式会社(以下、ハイアス)が提供する戸建型宿泊施設「Rakuten STAY HOUSE × WILL STYLE」の1号店が5月29日、島根県松江市において「Rakuten STAY HOUSE × WILL STYLE 松江」として営業を開始した。
「Rakuten STAY HOUSE × WILL STYLE」は、民泊・簡易宿所向けのブランディングおよび運用代行サービス「Rakuten STAY」と、ハイアスが全国の会員企業に事業支援を行う高性能戸建賃貸住宅「WILL STYLE」の協力により生まれた、新たな戸建宿泊施設だ。施工パートナー企業であるハウジング・スタッフ株式会社が同物件のオーナーとなり、楽天LIFULL STAYが施設の清掃やカスタマーサポートなどの運用代行サービスを行う。施設は旅館業法における簡易宿所として運営する。
同施設は、2つのベッドルームと和室、電子レンジ、冷蔵庫や食器類などをそろえたキッチンやインターネット環境、専用の駐車場を備え、家族や友人グループの旅行者が快適に過ごせるように整えられている。また、楽天コミュニケーションズの「あんしんステイIoT」を導入することで、タブレット端末を使用したチェックイン時の本人確認や鍵管理などの仕組みを整えており、オーナーおよびゲストが要する手間を軽減している。宿泊料金は一泊20,000円から。宿泊予約は5月28日時点でBooking.comからできるようになっており、今後は国内外の宿泊予約サイトに対応する予定だ。
Rakuten STAYは、民泊や簡易宿所の運営を希望する法人・個人を含む不動産オーナーに対し、楽天が「Rakuten STAY」のブランドを貸与し、楽天LIFULL STAYが、導入のコンサルティングから施工、清掃などの運用まで、委託会社の協力を得て一括で運用代行を担うサービスだ。ゲストはRakuten STAYを導入した施設に宿泊すると、どこでも一貫したコンセプトに基づいた設備、アメニティグッズの利用や付帯サービスを受けることができる。
一方、ハイアスは、全国の会員企業に事業ノウハウ・システム等をパッケージ化して提供している。その1つである戸建賃貸住宅「WILL STYLE」は、株式会社安成工務店との業務提携により12年前から事業を展開しており、これまでに全国で3,000棟を超える物件を供給してきた。
民泊に宿泊経験のない人でも抵抗感なく安心して利用しやすい「Rakuten STAY」の施設は、多くの旅行者にとって旅館やホテルと同様に利用する選択肢の一つとなりそうだ。
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(Livhubニュース編集部)


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