星野リゾートが民泊事業に参入する方針であることがわかった。各紙が報じている。星野リゾートは軽井沢町に多い別荘の管理事業を行っており、別荘のオーナーが希望すれば民泊として活用する方針だ。
軽井沢町はかねて良好な別荘環境を守るとして町内全域で民泊を認めない方針を示している。一方、星野リゾートは、空き家となった別荘を管理せず放置することはかえって町の景観、美観を損ねるだけでなく、そうした別荘を民泊として活用することで管理が行き届くようになれば別荘地の価値の向上につながり、魅力あふれる地域になると指摘する。また、軽井沢町で民泊を行うことでさらに注目が集まり、地域活性化につながるとしている。別荘地のオーナーからは別荘を使用していない期間の収益化を図りたいという声もあるという。
国が先日示した自治体向けの民泊ガイドラインでは、住宅宿泊事業法の趣旨を逸脱して過度に条例で民泊を運営できる区域と期間を制限することを認めていない。さらに、長野県は、県の条例案において別荘周辺での民泊を規制する方針ではあるものの管理者が常駐する場合には別荘での民泊を認める方針だ。
星野リゾートが軽井沢町において民泊事業に参入することを表明した今、全国でも有数の人気観光地である軽井沢町が今後、民泊に対してどのような対応をとるか、注目だ。
【1月23日追記】星野リゾートは1月22日、公式ウェブサイトにて、民泊事業について検討しているが具体的な計画については決定しておらず、民泊事業への参入は未定であり具体的な方針を決定した後、公式に発表する旨、発表した。
【参照記事】星野リゾートが「民泊」参入へ 軽井沢の別荘を活用
【参照記事】星野リゾート民泊検討、軽井沢町は全面禁止要望変えず
(Livhubニュース編集部)


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