旅先に貢献できるアメリカ発のホテル予約サービス「Kind Traveler」がプラットフォームをリニューアル

「旅先に貢献する。」この言葉を聞いてどのように感じるだろうか。旅行は、日々頑張る自分を日常から少し離して、非日常な時間を存分に楽しむために、自分のためにするもの。旅先に貢献するために旅行するというのは聞いたことがあまりないし、考えたこともないという人が多いのではないだろうか。しかし昨今、欧米を中心にこうした「旅先に貢献する旅」の需要がでてきている。

アメリカで発祥した「Kind Traveler」は、世界初の社会貢献型ホテル予約プラットフォームだ。旅行者はKind Travelerでホテルの予約を行うことで、慈善団体を通して、旅先の地域の野生生物や海洋の保護、気候変動対策、教育や医療の充実、貧困対策などのための寄付を行うことができる。さらにその寄付により、朝食無料やスパ割引、オーダーメイド体験などの特典を受けることも可能だ。寄付金は全額、慈善団体に寄付される。

各ホテルのページには、旅先に貢献したい旅行者が予約時に参考にできそうな、WELLNESS(ウェルネス)、GREEN(自然環境)、COMMUNITY IMPACT(地域コミュニティへの影響)といった項目におけるホテルの取り組みが書かれている。またそれ以外にも、ホテルのそばのおすすめレストランや、その土地の文化を知ることのできる場所や体験、その日にできるGOODなアクションなど、滞在を満喫するためのホテル周辺の有益な情報も載っているので、何をするかを選択するのにも困ることがなさそうだ。

そして今回Kind Travelerは旅行者が訪問先の地域へさらに貢献しやすくするため、プラットフォームを最適化したと発表した。アップデートでは、45件の新しいホテル、20個の新しい寄付内容、予約時の植樹オプション、ボランティアツーリズムのプログラムが追加されるなど、旅行者が訪問先の地域へさらに貢献しやすくするための機能が拡充された。

Kind TravelerのCEOであるJessica Blotter氏は、「世界は今、重要な局面にある。人々に問題解決へ参加してもらうためには、継続的にインスピレーションを与え続けなければならない。私たちの使命はプラットフォームを成長させると共に、人々に前向きな変化を促し続けることだ。旅への想いと世界の現状は、切り離してはならない。」と語っている。

自分自身の心身が健康であることはもちろんだが、社会や世界を見渡せばそこには気候危機、生物多様性の減少、貧困問題など数多くの課題が山積している。自分の楽しさや豊かさのため旅先にお邪魔させてもらうのであれば、自分だけでなくその旅先の人や環境も豊かで幸せになる選択肢を取り、自分の行動によって幸せになる人が増えたほうが、豊かさは増幅するのではないだろうか。次、旅にでる際は、「旅先に貢献する」という言葉を念頭に置いてみてはいかがだろうか。今までとは一味違う、幸せが、そこにはあるかもしれない。

【参照サイト】Kind Traveler
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