漂着ごみの現状を視察する「かめおか保津川エコna川下り」が好評、7月31日まで延長決定

桜や紅葉の名所として知られ、全世界から多くの観光客が訪れる京都・嵐山。中心部を流れる川は、観光名所である「渡月橋」を境に「桂川」から「保津川」へと名称が変わることをご存じだろうか。この保津川を下りながら、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」で有名な亀岡市を巡る「かめおか保津川エコna川下り」が話題になっている。

近年、環境問題として海洋プラスチックごみ問題が国際的にクローズアップされている。環境省は、世界では年間約800万tものプラスチックごみが海に流れ込んでいると報告した

この現状に反応した亀岡市は、2018年には市議会で海洋プラスチック汚染の解決に向けて取り組み、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロを目指すことを目標とした「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を発表している。

保津川下りの船頭は、2004年から保津川峡谷の自然景観を守るべく、ペットボトルやレジ袋、発泡スチロールなど、漂着するプラスチックごみの清掃作業を実施してきた。この清掃活動は現在市内をはじめ、環境保全のNPOやNGOなど、他府県の人びとからの協力を得ており、その輪を広げている。

それでもなお、川にゴミを捨てる人は後を絶たない。そこで、保津川の環境や漂着ごみ・プラごみの現状を視察する目的で、企画されたのがこの「かめおか保津川エコna川下り」だ。

観光やツアーと言えば、風光明媚な観光地を取り入れて、観光客の満足度を高めるのが一般的だ。しかし、この企画ではあえてプラごみやペットボトルが川に滞留しているところもみてもらうことで「持続可能なツーリズム」を一緒に考えることを目的としている。

所要時間は約3時間。最小催行人数6名で、小学生以上であれば誰でも参加できる。ただし、小学生が参加する場合は付き添いが必要だ。6月20日(日)までで終了することが予定されていたが、好評につき7月31日(土)まで延長したとのことだ。夏休みが始まれば、親子でも参加しやすい。水辺で涼をとることも楽しみつつ、参加後には家庭内でもプラごみをはじめとする環境問題を考えるきっかけにもなりそうだ。

【公式ページ】かめおか保津川エコna川下り|保津川下り
【参照ページ】環境省_令和元年版環境・循環型社会・生物多様性白書

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河端麻紀

旅行代理店での勤務後、旅行メディアの運営や記事執筆、編集業務に携わる。ワーケーションにも興味津々でさまざまな施設の紹介を行う。自由な働き方と旅の実現を目指し、日々勉強中。国内・海外問わずリゾート地が特に好き。

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