ここでは、2017年4月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、京都府の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
京都市は3月に、2017年度の予算案の中に違法民泊の取り締まりに向けた民間調査委託費1,880万円を計上することが分かりました。また、4月には京都府が旅館や民宿などの宿泊施設の利用を促進するため「京都府優良宿泊施設認証制度」をスタートさせることを公表するなど、合法的な宿泊施設の利用促進と違法民泊の撲滅に向けた動きを強めています。
それではさっそく京都府の最新の民泊状況について見ていきましょう。
京都府のAirbnb掲載件数
2017年4月1日時点での京都府の掲載件数は、前月比104.8%増となる4,950件でした。京都市全体では4,777件、京都市内を地区別に見てみると、最も多いのが京都市下京区が1,124件、次いで京都市東山区が744件、京都市中京区が725件となっています。
掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは113.1%増となる京都市右京区で269件、次いで京都市南区が107.8%増となる389件、京都市東山区が105.6%増となる744件、京都市下京区が103.9%増となる1,124件となっています。
京都府のAirbnbホスト数
2017年4月1日時点での京都府のAirbnbホスト数は前月比105.4%増となる1,884名でした。京都市全体では1,800名、京都市内を地区別に見てみると、最も多いのが京都市下京区で471名、次いで京都市中京区が389名、京都市東山区が350名となっています。
京都府のAirbnb稼働率
2017年3月の京都府のAirbnb稼働率は前月比11.9%増となる59.2%でした。京都市全体では59.9%、京都市内を地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは京都市東山区の64.6%、次いで京都市下京区の62.1%、京都市中京区の61.6%と続きます。
京都府の想定宿泊単価
2017年3月の京都府のAirbnbの想定宿泊単価は前月比1,163円増となる16,260円でした。京都市全体では16,299円、京都市内を地区別に見てみると、最も想定宿泊単価が高かったのは京都市東山区の19,053円、次いで京都市南区の18,795円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?さらに詳細なデータについては、下記より最新版の京都府の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
【転載元】BnB Insight「【最新版!2017年4月1日時点】京都府の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight
(Livhub 編集部)


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