「働くを変えれば、生きるが変わる」三菱地所、5拠点目のワーケーションオフィスを箱根湯本に開業

三菱地所、箱根湯本にワーケーションオフィス「WORK×ation Site箱根湯本」を開業

三菱地所株式会社は10月5日、小田急箱根ホールディングス株式会社の子会社が保有する箱根湯本の遊休施設を賃借及びリノベーションを行い、同社が推進する「WORK×ationプロジェクト」の第5弾となるワーケーションオフィス「WORK×ation Site 箱根湯本」を開業したと発表した。

同社では2018年にワーケーション事業に参画して以降、「『働く』を変えれば、『生きる』が変わる」をコンセプトに、「WORK×ation プロジェクト」に取り組んでいる。同プロジェクトでは、ワーケーションの普及と認知拡大に向け、これまで和歌山・南紀白浜や長野県・軽井沢等での施設開業、ポータルサイトの開設などを行ってきた。このたび開業となる箱根湯本の施設は、その取り組みの第5弾となる。

箱根エリアは、箱根全山で十七湯を有する温泉地として知られ、年間観光客数1,000万人を超える全国有数の観光地である。同施設は、東京からも約1時間の距離にあり、最寄りである「箱根湯本」駅からも徒歩約7分に位置する。施設周辺は駅近ならではの利便性に加え、豊かな里山の自然を享受できる閑静な環境で、非日常感を味わいながらワーケーションを行うことが可能だ。

また、箱根の名所である大涌谷や芦ノ湖へのアクセスのしやすさや充実したアクティビティもあり、チームビルディングにも適した環境と言える。

地上2階建て・延床面積180㎡以上の同施設は、「ワークプレイスとして箱根を訪れるきっかけ」となることを目指している。

ワークプレイスとして箱根を訪れるきっかけとなることを目指す「WORK×ation Site箱根湯本」

約48㎡・最大18名が利用できる1Fは、囲炉裏をイメージしたワークデスクを中心に、ハイテーブルや円形状にレイアウトできるデスク等、様々な用途で利用可能。窓の外に広がるウッドデッキではBBQも楽しめる。

最大26名利用可能な2F(約72㎡)は、「土間」をデザインコンセプトとし、茶室に着想を得た6名程度収容可能な小上がり会議室を用意。床材の名栗彫り・日本伝統の木虫籠(きむすこ)等、随所に和の雰囲気を感じ取れる。

そのほか1Fには約120㎡のウッドデッキを用意。箱根湯本の里山を目前にリフレッシュしながら、チームビルディング・アウトドアワークが可能だ。

同施設は各部屋1日1社専有で使用でき、1棟貸切も可能だ。料金は1室10万円/日(税別)で三菱地所の「WORK×ation」ポータルサイトより申込ができる。

「WORK×ation Site箱根湯本」の開業を受け同社では、新たなアイデア創出、ビジネスマッチング、地域交流の場として多くの利用者に “第二のホームオフィス”として箱根に愛着を持ってもらえることを期待している。また同社は今後もワーケーション需要拡大を見据え、様々なワークスタイルニーズに応える新商品の開発とともに、地方と都市の新たな関係の構築に寄与していく考えだ。

プロジェクトチームでの活用や短期集中合宿、オフサイトミーティング、テレワーク・ワーケーション利用など、企業にとって同施設の活用方法は多岐にわたる。都心からのアクセスの良さや設備の充実度等を鑑みても、社員への福利厚生やワーケーション導入を検討している企業は同施設を一度検討してみるのはいかがだろうか。

【参照サイト】WORK×ation Site箱根湯本
【参照サイト】WORK×ation Site

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松岡 のぞみ

大手住宅情報サイトや求人サイトの制作経験後、ホテルメディアの運営からインタビュー、記事執筆、編集までを行う。趣味はスノーボードと旅行・温泉。暇さえあれば一人愛車で各地に走り、現地の人との交流やグルメを楽しむ。モットーは「旅は心の洗濯」。