コンセプトホステル「bnb+」、AIを活用した自社開発のチェックインシステム「bnb+ 顔パス」を1月より本格稼働へ

ホステル事業を手がける株式会社bnb plus(ビーエヌビープラス)は12月12日、同社が運営するコンセプトホステル「bnb+」において、自社開発した顔認証チェックインシステム「bnb+ 顔パス」を2019年1月より本格稼働することを公表した。

「bnb+ 顔パス」は、同社が自社開発した、AIを活用したチェックイン・システムだ。顔の認証技術として最先端の手法を改良してAIを開発した。現場で蓄積した画像を学習させ、性能を高める。

使い方は、ホステル入館時、入り口に設置されたタブレットにゲストが顔をかざすと、顔画像が登録され、その後すぐにチェックイン完了となる。「bnb+ 顔パス」はホステル出入り口の鍵と接続しているため、チェックイン済みのゲストは宿泊期間中、顔認証でホステルに入館可能だ。数百万件規模にゲストの情報が増えても一瞬で検索できるよう、顔の検索方法を効率化しており、利用が2回目以降のゲストは顔の登録が不要となる。

顔を登録していない、もしくは宿泊予約でない人物、チェックアウト済みのゲストは入館できないため、セキュリティ対策も万全だ。また、ホステルのスタッフも同様に利用でき、どのスタッフがいつどのホステルに入館できるか、すべて管理できる。

そのほか「bnb+ 顔パス」は顔認識エンジン、予約管理システム、決済システム、チェックインシステム、出入り口の鍵のすべてをIoTの仕組みでつなげている。そのため、膨大なゲストの情報を取り扱うスタッフの手間を削減し、ホステルの仕事を効率よく行うことができる。

bnb+ 顔パス

現在「bnb+ 虎ノ門店」にて「bnb+ 顔パス」を運用しており、2019年1月には決済や予約管理システムと連結するIoT化を予定している。bnb plus社は、将来的に日本全国の「bnb+」店舗に「bnb+ 顔パス」を展開し、顔パスだけで日本中を旅して回ることができるようにする目標を掲げている。

同社は「bnb+」を東京都内を中心に拡大しており、直近では2018年11月に浅草蔵前店、東京神田店をオープンしている。登録さえすれば、すぐに顔認証が済む顔パスシステムは、運用効率化とともにゲストの満足度に大きく貢献しそうだ。

【コーポレートサイト】bnb plus – デザインコンセプトホステルならbnb+

(Livhubニュース編集部)

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