Airbnb・民泊運用代行サービスを手掛けるzens株式会社(以下、zens)は10月2日、J-KISS型新株予約権にて5,000万円の資金調達を実施したことを公表した。主な引受先は、マネックスベンチャーズ株式会社とベンチャーユナイテッド株式会社。
同社は今回の資金調達により、民泊とマンスリー賃貸をハイブリッドで運用可能にするクラウド型ハイブリッド民泊管理ツール「ZensApp」と外国人向けマンスリー賃貸プラットフォーム「ZensHome」の開発を加速する。
「ZensApp」では、民泊とマンスリー賃貸の予約情報管理(日数カウント含む)・メッセージ管理・清掃タスク管理・価格調整・収支レポーティング等を可能とする。Airbnb公式APIと自社のマンスリー賃貸プラットフォームのAPIを使うことで、Airbnbカレンダー情報とマンスリー賃貸の空室情報の自動同期を実現する。これによりダブルブッキングのリスクなく、物件収益の最大化に寄与する。
また「ZensHome」では、日本に留学や出張で滞在する外国人が、言語の壁や初期費用の高さ、日本人の保証人を要することなどから住宅を賃借するのが難しい状況を緩和するべく、外国人をターゲットとして家具付き賃貸物件探しから審査・決済・契約までのすべてをオンラインで可能とする。
zens社はAirbnbが日本に上陸する前から民泊運用代行事業を手掛け、豊富な運用実績がある。かねて同社は住宅宿泊事業法下での民泊運用において民泊とマンスリーのハイブリッド運用を提唱しており、今回の資金調達により「ZensApp」や「ZensHome」の開発が進むことで健全な民泊市場の拡大に貢献することが期待される。
【サービスサイト】ZensHome
(Livhubニュース編集部)
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