日本国内でも急激に民泊の利用者が増えている中、ついに日本版のAirbnbとも言えるウェブサービスが登場した。FCS-Labo株式会社は3月1日、国内の宿泊施設に特化したインターネット民泊仲介サービス、「TRAVEL LABO」をリリースした。
TRAVEL LABOは日本発ならではの安心と安全を提供する民泊仲介サービスだ。民泊においてはテロへの悪用や犯罪などセキュリティ・安全面への懸念が根強いが、TRAVEL LABOではゲストもホストも利用できるセキュリティサービスを提供し、必要に応じて警察との連携や警備員の派遣などを手配するという。
また、他の仲介サービスと大きく異なるのはシンプルな料金体系だ。他サイトでは主に宿泊費、清掃料の他にシステム利用料を手数料としてゲストが支払うケースが多く、実際にゲストが仲介サイトに支払う合計金額は「掲載価格」×「宿泊日数」よりも随分と割高になり、またキャンセル時にはシステム利用料は返金されないことがほとんどだ。TRAVEL LABOでは、宿泊費と清掃料のみゲスト負担でゲスト手数料は無料、7日前まではキャンセル料も無料となっており、ゲスト側の負担が大幅に軽減された分かりやすい料金システムとなっている。
さらに、ホストに対する宿泊費用の支払いはすべて円建てで行われるため、ホストは為替変動の影響を受けずに安定した収支計画を立てることができるという。
2015年の訪日客数は1,974万人と近増加の一途をたどっており、宿泊施設の不足も日に日に大きな問題として認識されつつある。「民泊」については未だ課題も多く残っているものの、需要に対応した法整備と規制緩和が期待されており、既に多くの関連事業者も民泊市場への参入を表明している。TRAVEL LABOは、ホストやゲストだけではなく、民泊物件の近隣住民も安心できるようサービスの改善を図っていくとしている。
価格も手頃でセキュリティ面も万全の上質な宿泊が期待できる民泊仲介サービスが増えていくことで「日本の民泊」というブランドが確立されていくことを期待したい。
【参考サイト】TRAVEL LABO
【参照リリース】「民泊」インターネット宿泊仲介サービスTRAVEL LABO、3月1日リリース ~民泊の不安を解消!安心のセキュリティサービス~
【参照ぺージ】TRAVEL LABOでホストになる10の理由とメリット
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
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