これからの旅は「コンシャストラベル」オーストラリア政府観光局が特設ページを開設

オーストラリア政府観光局が日本語公式ウェブサイトにて「コンシャストラベル」を紹介する特設ページを開設した。

コンシャストラベルは、地球環境に配慮し、先住民文化や野生動物の保護活動など、サステナブルを意識して行動する新しい旅のスタイルとして注目されている。SDGsが提唱される昨今、旅行においても自然環境や地域社会、またその地域の経済に貢献する行動が求められている。

新しい旅のヒント コンシャストラベル」の特設ページを開くと、美しいオーストラリアの海が広がる。世界最大のサンゴ礁群であり、ユネスコの世界遺産に登録されているグレート・バリア・リーフはオーストラリアを代表する観光スポットだ。しかし、近年は地球温暖化の影響を受けたサンゴの死滅が深刻化している。

そこで「新しい旅のヒント」の項目では、グレート・バリア・リーフの貴重なサンゴを守ることを目的とした環境に優しい宿泊施設の選び方やビーチでの過ごし方を紹介している。また、「サンゴ礁を救うアート」を展示しているグレート・バリア・リーフにあるユニークな海中美術館「Museum of Underwater Art(MOUA)」など、魅力あふれる観光スポットにも触れている。そのほか、グレート・バリア・リーフ以外のエリアでも、自然環境保護や地域コミュニティに貢献できる持続可能な宿泊施設をピックアップしている。エネルギー使用量の削減や廃棄物の最小化に取り組むキャンプやホテル、エコ・リゾート、ロッジなど、目的に合った宿を選ぶことで世界最高クラスのサステナブルな休暇を過ごせるはずだ。

サステナブルな旅といっても具体的に何をしたらいいのかわからない場合には「旅のアイディア7選」をチェックすることでヒントがみつかる。アイディアとして、環境負荷を最小限に抑えた施設への宿泊、シュノーケリングやサファリなどの野生動物体験、自然環境に配慮したおすすめの過ごし方が紹介されている。たとえば、2019~2020年にかけてオーストラリアで発生した山火事の被災地を実際に訪れ、復興や被災地支援に貢献することがあげられる。

コロナ禍が明け、再び海外への渡航が可能になったとき、新しいスタイルの旅が広がることが予想される。地球環境について考える「コンシャストラベル」も新しい旅のスタイルのひとつだ。オーストラリア政府観光局の特設ページ「新しい旅のヒント」から、雄大な自然を旅する気分を味わいつつ、理想の旅のスタイルを思い描いてみてはいかがだろうか。

【ウェブサイト】旅のアイディア – オーストラリア政府観光局

(Livhubニュース編集部)