「音」が旅先の景色をより鮮やかに焼き付ける。SOUND TOUR by Spotify

スキー場のリフトに揺られながらぼーっとみていた雪景色や滑る人々。その記憶を呼び起こすといつも頭に流れる曲がある。景色と連動したその一曲が、過去の一瞬をより鮮明に記憶に焼き付ける。

オーディオストリーミングサービスSpotifyは、日本各地のそこにしかない景色と音楽を連動する新しい視聴覚体験プロジェクト「SOUND TOUR」の取り組みを開始した。

SOUND TOURは、日本を「音で旅する」実験的プロジェクト。Spotify独自のバーコード「Spotifyコード」を各地の景色に調和する形で設置し、コードをSpotifyアプリで読み込むことで、目の前の景色やその場所のもつストーリーと親和性のある音楽プレイリストへアクセスできる仕組みだ。

初回の旅先は石川県。音楽プロデューサー兼アーティストであるMatt Cabを起用し、石川県の音を素材としてサンプリング。それぞれの景色に合わせた3つの楽曲を制作した。

地元の伝統工芸品である提灯を素材として使用した「CHOUCHIN (SOUND TOUR)」は 金沢市内の西茶屋街。

spotify sound tour

春の訪れを告げる桜の花びらを素材として使用した「SAKURA (SOUND TOUR)」は金沢市内の犀川(さいがわ)。

地元の特産物であるイカを素材として使用した「IKA (SOUND TOUR)」は能登町の羽根漁港にて聴くことができる。(※「Spotifyコード」の設置は、現在なし。)

音を聴くと、思い浮かぶ風景がある。景色を見ると、聴こえてくる音がある。音による新たな旅へ、出かけてみてはいかがだろうか。

【参照サイト】Spotify

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岡村幸治

スポーツニッポン新聞社の野球記者を経て、フリーライターに。主に取材・インタビュー記事を執筆。世界遺産が大好きで、世界遺産検定マイスターの資格を取得。趣味は読書、映画鑑賞、ランニング、サウナ。