メトロエンジン株式会社は5月21日、約3億円の資金調達を実施したことを公表した。
引受先は、BEENOS株式会社、森トラスト株式会社、NECキャピタルソリューション株式会社、サムティ株式会社、SBI AI&Blockchain 投資事業有限責任組合、凸版印刷株式会社、株式会社ベンチャーラボインベストメント。このうち、NECキャピタルソリューション株式会社と株式会社ベンチャーラボインベストメントは価値共創ベンチャー有限責任事業組合を通じた出資。
メトロエンジン社は、ホテルや各業界向けにダイナミックプライシングや独自のデータから需要予測サービスを提供しており、ホテル向け事業では国内の主要ホテルチェーン30社以上と契約している。今後、ホテル業界以外に、レンタカー業界や高速バス業界にもダイナミックプライシングの提供を開始する。さらにメトロエンジン社の保有するデータを活用し、賃貸不動産の賃料査定や、コインパーキングのダイナミックプライシング、小売店の需要予測などの分野においてもサービスを展開していく。
現在のサービスラインナップは、リアルタイムのビックデータから人工知能・機械学習を活用し客室単価を導くレベニューマネジメントツール「メトロエンジン」や、施設運営に必要となる競合施設の価格や口コミ分析機能、イベント情報の収集、開業予定の施設情報などの機能が一つにまとまった競合調査ツール「メトロエンジン ベーシックプラン」、Google Hotel Adsに掲載可能となる予約獲得に特化した予約エンジン「メトロブッキング」、民泊など物件の短期貸し出しに対応したクラウド管理ツール「民泊ダッシュボード」、短期賃貸物件のウェブ掲載から契約まで一元管理できるクラウドツール「マンスリーエンジン」など。
企業理念に「需要予測とダイナミックプライシングでより良い世界へ」を掲げるメトロエンジン社の今後の展開に注目だ。
【ウェブサイト】メトロエンジン株式会社 | 人工知能とビックデータを活用した宿泊施設向けのツールを提供
(Livhubニュース編集部)


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