毎年8月に開かれる徳島市の阿波おどりは、昨年には4日間で約130万人もの観光客が訪れるなど、多くの観光客による宿泊施設の不足が課題となっている。
徳島市ではかねて観光客に自宅の空き部屋などを提供する「イベント民泊」を実施募集する動きを発表しているが、こうした動きのさらなる活性化に向けて、地元の若手経営者らは6月12日、空き部屋を「民泊施設」として有料で貸し出す方法を探るため、徳島市内で有志の勉強会を開催した。
勉強会では、徳島市より「イベント民泊実施業務」を受託した株式会社パソナの担当者が、阿波おどりの期間中に参加した方々や家族、友人の資産を観光客などに提供できれば、喜ばれ、かつ宿泊施設の不足も改善できると紹介した。また、インターネットを活用して貸し出しを仲介する仕組みを活用すれば、全世界に情報発信ができ、世界中の人々に「徳島の阿波おどり」の魅力を発信できると説明した。
勉強会に参加した若手経営者らは「イベント民泊」を通じて徳島の阿波おどりを盛り上げることは地元の活性化につながると話した。
徳島市の阿波おどりのような大型のイベントが開催される際は、宿泊施設だけでなく、一時的に駐車場や車、着替えや荷物を置くためのスペースなども不足する。パソナは徳島の阿波おどりを皮切りに、イベント民泊だけでなく駐車場や車、スペースなどのシェアリングサービスも推進することで、徳島の観光振興に貢献していく。
【参照サイト】イベント民泊の実施に伴う自宅提供者募集のお知らせ
【関連ニュース】パソナ「徳島市阿波おどり」イベント民泊実施業務開始
【関連ページ】徳島県の民泊・旅館業簡易宿所に関する条例・法律・規制
(Livhub ニュース編集部)
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