京町家や中古住宅の再生販売、一棟貸しの宿泊施設のプロデュースなどを手掛ける株式会社八清は12月13日、京町家を改装した宿泊施設「suki1038(スキイチゼロサンハチ)」3棟を2019年3月21日にオープンすることを公表した。名称の由来となっている「数寄」は、風流の道を指す言葉だ。
同施設の第一弾は、京都東山、伝統的建造物群保存地区である石塀小路に位置する一棟貸しの「suki1038 高台寺」と、京都御所東に位置する2階建ての1階「suki1038 御所東壱」と2階の「suki1038 御所東弐」の合計3室だ。

バスルーム イメージ
約100平米の部屋にはドレスルーム、ドライルーム、浴室、寝室、キッチン、庭、和室、付書院、屋外デッキを設け、京都の魅力を引き出すこだわりの家具や備品を配する。
建築・内装・庭・グラフィックなどのデザイン全般はポリデザインバンド、施工はピエロデザイン&ワークスが担う。
また、同社は2019年秋、より身近に京都滞在を楽しむことができるようタイムシェアの導入も予定している。
訪日客からも人気の高い京町家は、老朽化により取り壊される例も数多くある一方で、歴史ある建造物としての需要が高いことから、リノベーションを施し再利用する意義は大きい。かねて京町家で宿泊施設を運営している八清社は今回、建物本来の持ち味を活かしながら、より上質な空間へと生まれ変わらせる。同社の取り組みにより、京町家の利活用がより一層進むことに期待がかかる。
【宿泊施設サイト】京都・数寄を凝らした町家の宿 suki1038 2019年3月21日オープン
【コーポレートサイト】京町家・中古住宅をリノベーションにより上質な空間へとプロデュースする京都の不動産会社 株式会社 八清(ハチセ,Hachise)
(Livhubニュース編集部)


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