長野県佐久エリアの13酒蔵による日本酒の祭典「サケソニック」が1月24日(日)と2月2日(火)にオンラインで開催される。
「サケソニック」は、日本初の蔵人体験ができる酒蔵ホテル「KURABITO STAY」と佐久で300年以上の歴史がある橘倉(きつくら)酒造が中核となるSAKU酒蔵アグリツーリズム推進協議会により、新型コロナウイルスの影響を受けている観光関連事業者と佐久エリアの13酒蔵への応援の輪を広げる目的で行われる。
1月24日(日)は、佐久エリア13酒蔵の紹介、長野県酒造組合佐久支部支部長で大澤酒造株式会社の大澤真氏による日本酒で祝う「オンライン成人式」、酒蔵オーナーによる「うちの酒に合うおつまみ教えまSHOW」、面白法人カヤック代表取締役CEO柳澤大輔氏による佐久の酒蔵ツーリズムをもっと面白くする「ブレストワークショップ」、「まちのコイン」紹介などの企画が行われる。開催時間は19:00から21:30まで。参加費は無料、定員は50名。参加応募締め切りは1月22日(金)17:00まで。参加者には特典として抽選で30人に「サケソニック」試飲セットが届けられる。
2月2日(火)は、佐久エリア13酒蔵の紹介、基調講演「マイクロツーリズムと酒蔵の可能性」、KURABITO STAYと酒蔵体験の紹介、日本料理屋「お料理れもん」によるお料理Live、「まちのコイン」紹介などの企画が行われる。2月2日の参加者を対象にした特典として行われる基調講演には、株式会社ヤッホーブルーイング代表取締役社長の井手直行氏、株式会社KURABITO STAY代表取締役社長の田澤麻里香氏、モデレーターとして面白法人カヤック代表取締役CEOの柳澤大輔氏が登壇する。
佐久は13の酒蔵が集まる全国でも珍しい土地で、それらの酒蔵も長年続いているものの、コロナ禍により「過去にない経営難」に陥っており、2020年の緊急事態宣言時には売上が昨年比で約50%減となった。その一方で、2020年5月からは酒蔵のバーチャル見学といったオンラインイベントを実施するなど、新たな取り組みも行い、業績の回復を図っている。また、2020年3月にオープンした酒蔵ホテル「KURABITO STAY」も同様に厳しい状況だ。
今回はオンラインイベントに加え、 コミュニティ通貨である「まちのコイン」を活用し、佐久の酒蔵やそこで働く人とより深くつながることができる内容の取り組みも行われる。「まちのコイン」の通貨単位はポン、利用期間は2月1日(月)から2月21日(日)まで、店頭とオンラインで利用可能だ。イベントへの参加を通じて、佐久エリアの事業者を応援するとともに地域の魅力を感じてみてはいかがだろうか。
今回のツアーは、観光庁の「あたらしいツーリズム」の一環で行われる。「あたらしいツーリズム」とは、新型コロナウイルスの影響で従来の生活様式に変化がみられるなか、国内外の観光客が安心して観光を楽しむことができるよう、新たな安全・安心な旅のスタイルを普及・定着させることを目的とし、観光庁が地方公共団体、DMOなどとともに旅行・観光業を行う事業者に対して行う支援事業だ。感染拡大予防ガイドラインを遵守し、新しい生活様式の実践を徹底しながら、自然、歴史・文化、食などの観光資源を活かした、より安心で、誘客力の高い観光・旅行商品に磨き上げる取り組みを対象とする。これらの支援を通じて、旅行需要の回復や地域経済の活性化などにつなげていく。
【ウェブサイト】サケソニック
【応募申込フォーム】Day1. 1.24(Sun.)イベント参加申し込みフォーム
【ウェブサイト】SAKU酒蔵アグリツーリズム推進協議会|公式ホームページ|長野県佐久市
【ウェブサイト】あたらしいツーリズム | あたらしいツーリズム運営事務局
(Livhubニュース編集部)
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