訪日客向けプライベートツアーサービス「otomo」関西圏2府2県でサービス開始

otomo関西圏でのツアープラン風景

otomo株式会社は3月6日、同社が運営する訪日客向けのプライベートサービス「otomo(オトモ)」のサービスエリアを関西圏に拡大し、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県の2府2県で、合計60種類以上のツアープランを提供開始することを公表した。関西圏でのガイド登録は3月、ツアー予約受付は6月より開始する。

ツアープランの一例として、大阪・岸和田の「城下町の風情溢れる町並みを巡る、だんじり祭りのルーツに迫るプラン」、京都・伏見の「原料の仕込み水から利き酒まで、酒蔵の街で日本酒の世界に浸るプラン」、奈良・大和郡山の「金魚養殖と藍染が盛んな街で、江戸から続く街並みと産業を巡るプラン」、兵庫・神戸の「阪神淡路大震災からの復興の軌跡を辿るプラン」などを紹介している。

ツアープランの分布(関西圏で合計60種類以上)

ツアープランの分布(関西圏で合計60種類以上)

otomoでは国内各地の留学生や外国語スキルを持つ人材(外国語人材)をガイドとして紹介する。18歳以上で一定レベル以上の外国語スキルを有していれば誰でもガイドとして登録することができるのが特徴で、ガイドに支払われる報酬は、1時間1,000円から10,000円の範囲でガイドが自由に設定できる。

また、otomoを利用する旅行者は、全国8都府県(東京・大阪・京都・神奈川・千葉・埼玉・奈良・兵庫)の合計200種類以上のツアープラン中から、希望のプランとガイドを選択し、予約リクエストを行う。リクエストを受けたガイドが24時間以内に対応可否を回答することで、ツアーの予約が成立する。ツアー料金は参加人数に関係なく一律で、旅行者が選択するガイドによって変動する。旅行者がガイドを選択しない予約方法も提供しており、旅行者からツアーの予約リクエストを受けた後、同社が条件に合ったガイドを手配する。

同サービスでは2019年3月時点で400名以上、うち通訳案内士約3割がガイドとして登録しており、年齢は20代から60代、職業は学生や会社員、主婦、定年退職者など幅広い。新たな訪日客向けサービスであるotomoを介し、多くの人が国籍を超えて日本の魅力を発見・共有できるよう、同サービスの拡大にますます期待がかかる。

【ウェブサイト】otomo ツアー予約ページ
【ウェブサイト】otomo ガイド登録ページ

(Livhubニュース編集部)