民泊で出たごみをマンションのごみ置き場に不法投棄した疑いで、民泊を運営している京都市内の不動産会社と従業員らが書類送検されたことをNHKが5月31日付けで報じた。
廃棄物処理法違反の疑いで書類送検されたのは、京都市左京区の民泊などを運営している不動産会社および23歳の社員と31歳の元社員いずれも中国籍の2人だ。
2人は今年2月24日午後6時40分頃、民泊用に貸し出している京都市内の3か所の部屋から出たワインの空き瓶やワインボトルやカップ麺の容器や段ボールなど約7キロのごみを、下京区にある別のマンションのごみ置き場に無断で持ち込んで不法に捨てた疑いがもたれている。
マンションの住民がごみを運び込む2人を見つけ通報。警察が捜査したところ、防犯カメラに2人がごみを捨てる様子が映っていた。
2人は容疑を認めており「会社のごみ保管所がいっぱいになったため、以前知り合いが住んでいたマンションのごみ置き場に捨てた」と供述している。
京都市では、民泊に利用されている部屋の周辺におけるごみ出しなどの住民とのトラブルが相次いでおり、2016年7月に民泊に関する市民からの通報や相談を一元的に受け付ける「民泊通報・相談窓口」を設置している。さらに、違法民泊を含む民泊の把握と適正化指導に向け、調査ノウハウを持つ民間業者に調査作業を委託する見通しだ。
【参照ページ】民泊で出たごみ不法投棄 不動産会社と社員書類送検
【関連ページ】京都市、違法民泊調査の「民間委託」公募開始
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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