宿泊予約サイト「STAY JAPAN」を運営する株式会社百戦錬磨(以下:百戦錬磨)と徳島県、美馬市は5月17日、民泊を活用した地方創生の推進に関する協定を締結したことを公表した。県庁で行われた調印式には百戦錬磨の上山社長と徳島県の飯泉知事、それに美馬市の藤田市長が出席し協定書に署名した。
同協定は、百戦錬磨が提供する農泊・民泊サービスと、徳島県および美馬市が有する豊かな地域資源を効果的に活用し、三者の連携協力のもと、地方創生推進の加速を図るものだ。協定においては「地域コミュニティ連動型の体験民泊の構築に関すること」「地域における遊休資産(古民家・廃校等)を民泊施設に転換・活用するニューツーリズムの推進に関すること」「移住・定住促進に向けた民泊施設構築の活性化に関すること」「安全・安心な民泊推進に向けた環境整備及び適切な民泊の普及・拡大への取組みに関すること」「民泊ブランドの向上を図り、民泊による地域活性化の先進モデル構築に向けた戦略的な情報発信に関すること」「その他目的を達成するために必要な事項に関すること」について連携・協力を図る。具体的には、百戦錬磨は農山漁村地域での滞在や歴史的建造物を活用した民泊が可能である場所の掘り起こしや情報発信を行い、美馬市は民泊に活用できる物件や協力できる人の紹介、県は規制緩和他で支援する。
百戦錬磨は、農山漁村余暇法に基づく「農林漁業体験民宿」の民間唯一の登録実施機関である。運営する宿泊予約サイト「STAY JAPAN」にて、東京・大阪などの都心部のマンション・一軒家などを活用した民泊のほか、地方の古民家・宿坊・農林漁家体験民宿など、すべて自治体の許認可を受けた施設による新たな宿泊の選択肢を提供している。徳島県は阿波踊り、四国お遍路、鳴門の渦潮、穴吹川など多様かつ強力な観光資源を有する一方、日帰り客も多く観光振興の観点から宿泊への取組みはテーマの一つであった。
また、百戦錬磨は、徳島県が全国屈指の光ブロードバンド環境を整えており大都市圏から企業のサテライトオフィスを呼び込む「とくしまサテライトオフィスプロジェクト」を展開していることから、これを活用し美馬市にサテライトオフィスを開設、徳島県における活動の拠点を構えた。百戦錬磨、徳島県、美馬市の三者は地域の魅力を深く知ってもらうための「農泊」「民泊」などのニューツーリズムの推進を図り、全国に先駆けた先進的モデルの構築を目指す見通しだ。
【参照ページ】徳島県、美馬市と株式会社百戦練磨による民泊推進に関する連携協定について
【参照リリース】百戦錬磨、徳島県・美馬市と連携協定を締結―農泊・民泊の活用による地方創生の推進―
【関連ページ】徳島県の民泊・旅館業簡易宿所に関する条例・法律・規制
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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