株式会社グローバルエージェンツは2月13日、福岡市に新しいライフスタイルブランドとなるホテル「THE LIVELY(ザライブリー)福岡」を7月に開業すると発表し、公式ティザーサイトを公開した。宿泊の予約受付は2月下旬を予定している。
同社はこれまでにソーシャルアパートメント43棟、ホテルの開発・運営で蓄積した知見を活用し、ライフスタイルホテルの旗艦ブランドと位置づけ、地下鉄空港線「中洲川端」駅より徒歩1分の立地に新ホテルを開業する。2018年に閉館した「インペリアルパレスシティホテル福岡」をリノベーションし、延床面積9,888.70㎡に客室数224室、そのほか、施設設備としてバー、レストラン、ラウンジ、バンケット会場2つ、テラス、ランドリー、駐車場などを備える。宿泊単価は1万2,000円前後。

設計の最大のポイントは、ライフスタイルホテルの象徴とも言うべきバーを中心に据えた空間設計だ。大規模リノベーションによって1、2階を吹抜けとし、その中央にアイランド型のロビーバーを配した。そしてバーを中心にエントランス、フロント、エレベーター、レストラン、ラウンジ、バンケット会場を配置する。従来のフロントを中心とした空間構成からバーを中心とした空間構成とすることで、ホテルとしての自由さと多様性を表現する。


バー、オールデイダイニングのレストラン、ラウンジに加えて2つの趣向の異なるバンケット会場を有し、数人のプライベートな集まりから、企業の会議・セミナー・宴会利用、さらにはウェディングパーティーまで多様なニーズに対応する。そのほか、遊びと自由に溢れたモダンデザイン、さまざまなジャンルのグラフィックアート、テクノロジーを活用したゲストサービス、DJによるライブサウンドなど各方面のプロによるプロデュースで「現代ホテルによる様々な非日常シーンを演出していく」という。

福岡市は2017年に延べ宿泊者数1,800万人を突破し、過去5年で1.3倍に増加、中でも外国人延べ宿泊者数は約15%を占め、過去5年で4.8倍となっている。特にMICE(ビジネス上の展示会、会議など)の利用は全国で東京の次に多く、政令指定都市としては8年連続1位だ。福岡空港の滑走路の増設も予定され、観光・ビジネスの拠点として一層の成長が期待されている。中州はホテルの集積地だが、宿泊主体型ホテルが大半であり、宿泊以外の「体験」に価値の比重を置いたザライブリーは「福岡で初のライフスタイルホテルとなる」(同社)という。「世界中から人と情報と機会が集まる場」と再定義し、独自の空間とサービスを提供する。

グローバルエージェンツ社は主力事業であるコミュニティ型住宅「ソーシャルアパートメント」を全国で43棟2,400室、ホテル事業として全国で7棟600室のブティックホテル、ライフスタイルホテルを運営している。ホテルブランドは、ホステルの雰囲気を体験できるホステルホテル「HOTEL GRAPHY」、旅先の1泊目でさまざまな現地情報に出会える「ESTINATE HOTEL」、ユニークなテーマで世界観を演出するブティックホテル「UNWIND HOTEL&BAR」、「未来が見える宿泊体験」がコンセプトのポッド型ホテル「THE MILLENNIALS」の4つがある。特にTHE MILLENNIALSは「ミレニアル世代によるミレニアル世代のための宿泊施設」として、進化型のカプセルホテル「スマートポッド」をはじめ、画期的なコンセプトとデザインで海外からも注目を集めている。
同社は今年、ザライブリーを含め7件のホテルの開業を計画している。3月には北海道小樽市に築100年の市指定歴史的建造物を再生し、夏には台湾・台北に初の海外進出を果たす。秋には御宿(千葉県)、川崎(神奈川県)、麻布十番(東京都)で、それぞれで趣向の異なる施設をオープン予定だ。
【ウェブサイト】【公式】THE LIVELY(ザ ライブリー)|福岡博多初のライフスタイルホテル
(Livhubニュース編集部)


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