荷物一時預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営するecbo株式会社は2月15日、西日本鉄道株式会社(以下、西鉄)と業務提携したことを公表した。ecbo cloakの大手私鉄への導入は初めて。
提携により、ecbo社は西鉄が運営するソラリアステージ6階の「SPACE on the Station」にecbo cloakを導入し、2月16日より荷物の預かりを開始した。西鉄の施設では、訪日客をはじめとする観光客の急増により、大型コインロッカー不足が課題となっていた。西鉄では「まち夢ビジョン 2025」を策定し「福岡のまちの発展をけん引し、利便性の高い交通の提供と、主要駅周辺の開発や観光・インバウンド需要の取込みなどで持続的に人が集うまちづくりに寄与」することを掲げており、ecbo社もサービスを通じて、このビジョンの実現に貢献する。

ecbo cloakは2017年1月に東京都内で開始した「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースをもつお店」をつなぐシェアリングサービスだ。ネットで事前予約すると、カフェ・美容院・レンタサイクル・着物レンタル店・神社・郵便局・一部駅構内など100を超える提携先の多種多様なスペースに荷物を預けることができる。現在は、東京、京都、大阪、福岡、沖縄、北海道、愛知など全国の主要な都市で展開しており、国内外の旅行者による旅先での利用はもちろん、イベントの参加時や日常生活での買い物時などさまざまなシーンで利用されている。今後もecbo cloakのサービス提供範囲の拡大により、観光客の身軽な旅を促進することに期待がかかる。
【ウェブサイト】SPACE on the Station (サイズに関わらず一律700円) (天神) – ecbo cloakで荷物預かり
【関連ページ】街カフェで荷物一時預かり。シェアリングサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」
(Livhubニュース編集部)


最新記事 by Livhub 編集部 (全て見る)
- いざ、農に触れる旅へ。生産者と共に働く『マイファームおてつたび』 - 2025年2月6日
- 描きたい未来を探究する旅へ。愛媛県「森の国Valley」にて経営者向け特別プログラム - 2025年2月4日
- 【メンバー募集】市民一人ひとりの変容を生み出す体験デザインの可能性を探る「Sustainable Experience Design Lab」 - 2025年2月3日
- 外国人観光客の“もしも”に備えて。言葉の壁を超えた「おもてなし防災」プロジェクト - 2025年1月30日
- 絶滅危惧種「ジュゴン」を守ろう。伊良部島の海で生きもの観察の旅へ - 2025年1月28日