シェアリングエコノミー用の無人鍵受け渡しサービス世界最大手のKeycafeは5月24日、住宅宿泊事業法(民泊新法)で必要とされる旅行者の本人確認および宿泊台帳の記帳に対応する民泊チェックインサービスを開始することを公表した。6月15日の民泊新法施行日にあわせて同サービスの提供を始める。
本人確認にあたっては、Keycafeのグローバルな支援体制を活用することでリアルタイムに顔認証を行う。旅行者の情報入力、本人確認・鍵の受け渡しを一貫して自社アプリ・端末で提供することで、簡単・安心な民泊チェックインを実現する。民泊運営者等は旅行者のチェックインに関わる業務を一貫してKeycafeに依頼でき、遠隔から無人で民泊を運営することができるようになる。

具体的な利用方法は以下のとおり。まず、民泊ホストはゲストのメールアドレス、電話番号をKeycafeに入力して鍵の情報を送信する。その後、ゲストはKeycafeのアプリをダウンロードし、旅行前に旅行情報や旅券の写しをアップロードする。続いて、ゲストは、鍵が保管されているKeycafeのSmartboxまで移動し、Smartboxの近隣で本人確認をした後、アプリに表示されているコードをKeycafe Smartboxのタッチパネルに入力する。

Keycafeは現在、都内18か所と大阪1か所のローソンやカフェなどでIoT端末「Keycafe Smartbox」を運営しており、 Airbnbやカーシェアリング、家事代行などのシェアリングエコノミーサービス利用者が活用している。
本人確認サービスの利用料金は、1鍵あたり月額使い放題が1,980円、1回ずつ課金の場合、1回あたり300円となる予定だ。本人確認サービスは、鍵の受け渡しサービスの契約を前提としたサービスのため、別途鍵の受け渡しサービスの利用料金が必要だ。鍵の受け渡しサービスの利用料金は、使い放題の場合、月額1,980円となっている。Keycafeは9月15日まで本人確認サービスの無料提供キャンペーンを実施する。
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(Livhubニュース編集部)


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