IoTデバイス開発事業を展開するフューチャーモデル株式会社は10月23日、同社が手がけるSIMフリーAI自動翻訳機「ez:commu(イージーコミュ)」が、宮城県仙台市周辺の6市3町で地域観光支援となる外国人観光客向けの接客ツールとして採用されたことを公表した。採用地域は、仙台市・名取市・岩沼市・塩竈市・多賀城市・東松島市・松島町・七ヶ浜町および利府町だ。本ツールの採用は、観光地域作りを行うDMOである株式会社インアウトバウンド仙台・松島を通じて行われた。
イージーコミュは、クラウド上の4つの翻訳エンジンにアクセスし、常に最新のボキャブラリーの中から翻訳を行う「オンライン翻訳機」だ。異なる言語を使う人どうしが、通訳なしで意思疎通をはかることができる。32言語に対応しており、4つの翻訳エンジンに同時アクセスし、AIが訳を比較し判断することで高い翻訳精度を実現した。
対面での翻訳だけでなく、グループ翻訳も行うことができる。たとえば、海外のクライアントとの会議で、イージーコミュを使って翻訳を行いながら話すことができ、海外をより身近に感じながらコミュニケーションをとることができる。お互いの会話と翻訳結果がディスプレイにテキスト表示されるため、話しかけた言葉が正しく認識されているか確認することもできる。
インアウトバウンド仙台・松島は、接客ツールにイージーコミュを採用した理由として、翻訳のスピードと正確さがあり、グループ翻訳機能が利用できるなど、使用感が良好であった点をあげている。
イージーコミュは、すでに熊本県でも地域銀行をはじめとし、株式会社くまもとDMCにて外国人接客ツールとして採用されており、インバウンド需要が高まる中で言語面でのサポートとして役立っている。フューチャーモデル社は、今後も観光地域づくりの一助となるようイージーコミュを普及していく方針だ。
【コーポレートサイト】フューチャーモデル株式会社
(Livhubニュース編集部)
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