遊休不動産を活用した新しい事業に取り組む株式会社BIJ(以下:BIJ)は6月3日、スマートフォン事業で様々なサービス・アプリケーションに取り組むandfactory株式会社(以下:andfactory)と協業し、民泊需要の受け皿として旅館業法に対応した宿泊施設「HOSTEL APARTMENT」を開始することを公表した。
BIJとandfactoryは4月より不動産領域におけるIoT技術を活用した事業活動に取り組んできており、2020年のオリンピックに向けたインバウンド需要の追い風を受け、大阪市北区の1号目の物件の開発に着手した。
「HOSTEL APARTMENT」は客室6室、最大宿泊定員24名の、旅館業法に対応したアパート仕様の不動産物件だ。日額の宿泊料で収支を立てるため、既存の不動産収益事業の中でも高収益化を見込める。また通常のシティホテル等の開発に比べ初期投資が少なく、工期も短期間で開発が可能だという。
「IoTデバイスの導入」が特徴であり、宿泊者向けのコンシェルジュサービス、チェックインの簡素化などサービス向上させるとともに、各IoTデバイスの一元管理ができる専用アプリケーションの開発を進めている。開発されたIoTデバイスの専用アプリケーションを市場に開放、広く普及させて行く狙いだ。開業は12月を予定している。
BIJとandfactoryは、国内実績をもとにアジア地域を中心に世界でも通用するサービス構築を目指しているという。IoTデバイスの導入でどのように差別化を図っていくか、今後の展開に期待したい。
【参照リリース】BIJとandfactory、民泊需要の受け皿として旅館業法に対応した宿泊施設「HOSTEL APARTMENT」を開始。
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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