ビッグデータとAI(人工知能)を使った旅行アプリ「atta(あった)」を運営する株式会社attaは、9月30日までに「atta」のiOS版およびAndroid版にて、世界の航空券を検索できるサービスを開始した。
「atta」は、218の国・地域、138万軒を超えるホテル・旅館・民泊・別荘などの宿泊施設を、多数の宿泊予約サイトを横断し一括で比較検索ができる宿泊比較サービス(メタサーチ)だ。大きな特徴として、特定の宿泊施設・宿泊日の最安プランにおける宿泊施設価格の動向を解析し、今後宿泊料金がより安くなる確率を提示する機能を搭載している。そのほか、提示される宿泊料金が下がった際に、旅行者のスマートフォンにリアルタイムに情報を提供する「プライスアラート機能」、格安時期がひと目でわかる「カレンダー機能」、宿泊施設に空室が生じた際にメッセージが届く「空室アラート機能」など、ビッグデータとAIを駆使した多彩な機能を持ち合わせ、独自のサービスを展開している。
このたびのサービス拡充により、宿泊施設検索に加え、世界4400の空港を離着陸する航空券が検索できるようになった。これにより「atta」アプリ内で宿泊施設・航空券の予約といった旅マエの準備が可能となった。
同社代表の春山佳久氏は、このたびのサービス拡充について「今後もAIと旅をかけ合わせた航空券や宿泊施設の検索・比較サービスを拡充することで、トラベルテック分野における新たな価値の創造を目指します。」とコメントしている。
attaは同年8月、エクスペディア・ブランドとの宿泊事業におけるシステム連携を開始し、「エクスペディア」が取扱う世界の宿泊施設が検索可能となっている。このたびの宿泊施設検索に続き、航空券の検索・比較が可能となったことで、さらなる利用増につながりそうだ。
【サービスサイト】atta(あった)
(Livhubニュース編集部)


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