宿泊比較サービス「atta」、エクスペディアとシステム連携開始。エクスペディア取扱いの宿泊施設も検索可能に

ビッグデータとAIを使った旅行アプリ「atta(あった)」を運営する株式会社attaは8月22日、総合オンライン旅行ブランドであるエクスペディア・ブランドと、宿泊事業におけるシステム連携を開始したことを発表した。

atta × Expedia

「atta」は世界中218か国・地域の100万軒を超えるホテル・旅館・民泊・別荘などの宿泊施設を多数の宿泊予約サイトを横断的に一括で簡単に比較検索ができる宿泊比較サービスだ。このたびのエクスペディア・ブランドとのシステム連携により、「atta」アプリ上にて「エクスペディア」が取扱う全世界の宿泊施設が検索できるようになった。まずは日本からスタートし、将来的にはアジア各国の「atta」アプリにおいても展開を進めていく予定だ。

同社代表の春山佳久氏は、このたびのシステム連携について「今回のコラボレーションで更に多くの宿泊施設の選択肢を旅行者が検索・比較できるようになりました。今後も旅行者視点で更に使いやすい宿泊検索アプリを開発していきます。」とコメントしている。

「atta」は、2019年3月にβ版が、7月には正式版がリリースされた。正式版には、AIの活用により、特定の宿泊施設・宿泊日の最安プランにおける宿泊施設価格の動向を解析し、今後宿泊料金がより安くなる確率を提示する機能を搭載している。そのほか、提示される宿泊料金が下がった際に旅行者のスマートフォンにリアルタイムに情報を提供する「プライスアラート機能」、格安時期がひと目でわかる「カレンダー機能」、また宿泊施設に空室が生じた際にメッセージが届く「空室アラート機能」も搭載している。

同社によると、プライスアラート機能により、正式版のリリース後の7月4日から8月11日までの39日間で、合計410万円を超える宿泊予約料金がお得になった通知をユーザーに提供できたという。

一方、「atta」と連携したエクスペディアは世界895,000軒の契約施設数を誇る世界トップクラスのOTAだ。同社との連携により、旅行者の宿泊施設検索における選択肢が増えることに加え、プライスアラート機能といった「atta」ならではのサービスの拡充により、さらなるユーザー利用数の増加が見込まれる。近年拡大し続ける旅行比較サイト(メタサーチ)市場は、今後もますます利用が広がりそうだ。

【サービスサイト】atta(あった)
【サービスサイト】エクスペディア

(Livhubニュース編集部)