ここでは、2017年4月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、日本全国の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
政府は3月10日、住宅やマンションの空き部屋を旅行者らに有償で貸し出す「民泊」のルールを定めた住宅宿泊事業法案(民泊新法案)を閣議決定しました。この閣議決定を受け、AirbnbやHomeAwayなど主要な民泊仲介サイトは声明を発表し、大手企業らによる民泊事業参入発表が相次ぐなど、3月は民泊市場全体がとても盛り上がる一カ月となりました。
今後、新法制定・施行に向けてますます勢いづくことが予想される民泊市場ですが、3月はどのような市場動向だったのでしょうか。それではさっそく日本全国の最新の民泊状況について見ていきましょう。
日本全国のAirbnb掲載件数
2017年4月1日時点での日本全国の掲載件数は、前月比102.2%増となる47,365件でした。都道府県別に見ると、最も多いのが東京都で16,639件、次いで大阪府が12,019件、京都府が4,950件、沖縄県が2,065件、北海道が1,749件、福岡県が1,685件、そして神奈川県が1,163件となっています。
また、市区町村別に見ると、最も多いのが大阪府大阪市中央区で4,157件、次いで東京都新宿区が3,553件、大阪府大阪市浪速区が2,482件、東京都渋谷区が2,167件という順番になっています。
日本全国のAirbnbホスト数
2017年4月1日時点での日本全国のAirbnbホスト数は前月比102.3%増となる19,368名でした。都道府県別に見ると、最も多いのが東京都で7,454名、次いで大阪府で3,781名、京都府が1,884名となっています。
日本全国のAirbnb稼働率
2017年3月の日本全国のAirbnb稼働率は前月比0.1%減となる58.5%でした。100件以上の民泊物件がある都道府県に限定して見てみると、最も稼働率が高かったのは東京都で66.4%、次いで大阪府の60.6%、京都府の59.2%、香川県の57%と続きます。
日本全国の想定宿泊単価
2017年3月の日本全国のAirbnbの想定宿泊単価は前月比45円減となる13,516円でした。100件以上の民泊物件がある都道府県に限定して見てみると、最も想定宿泊単価が高かったのは長野県で23,656円、次いで北海道の18,756円、山梨県の18,412円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?さらに詳細なデータについては、下記より最新の全国版の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
【転載元】BnB Insight「【最新版!2017年4月1日時点】日本全国の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight
(Livhub 編集部)
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