宿泊管理システムinnto、TEMAIRAZUと連携へ。宿泊管理と空室在庫の一元管理可能に

手間いらず株式会社(以下、手間いらず)は3月23日、同社が提供する「TEMAIRAZUシリーズ」と、USEN-NEXTグループの株式会社アルメックス(以下、アルメックス)が提供する宿泊管理システム「innto」とのシステム連携を開始することで合意したことを公表した。

今回のシステム連携により、inntoを利用している宿泊施設はTEMAIRAZUシリーズを並行して利用することで空室在庫の一元管理ができるようになり、業務の効率化を図ることができる。

「innto」は宿泊施設の予約や販売価格、残室数、料金など客室に関する情報を一元管理できるシステムだ。宿泊客のチェックイン、チェックアウト、清算などのフロント業務を支え、部屋の滞在や空室の状況把握、いつどれくらい予約が入っているかなどの予約管理をすることができる。さらに顧客管理や売上管理、宿泊、予約のデータ分析など、集積されたデータを生かすことでスムーズな顧客対応や販売戦略策定に役立てることができる。

一方の「TEMAIRAZU」シリーズは、国内宿泊施設向けに複数の宿泊予約サイトの一元管理を行う基本機能と、予約情報の高速取得やイールドマネジメント機能等を備えたASPシステムだ。宿泊施設はTEMAIRAZUシリーズを利用することで、一括で在庫と料金のコントロールができ、収益を上げ、コスト削減することで利益の最大化を実現することができる。楽天トラベル、じゃらん.net、一休.com等の国内宿泊予約サイトや、Booking.com、agoda、Expedia等の海外宿泊予約サイトに対応している。

6月15日の民泊新法(住宅宿泊事業法)施行を目前に控えた今、これまで民泊を含む宿泊施設向けのサービスを提供してきた企業は、他社と業務提携および連携をすることで、より高い利便性を備えた民泊運営サービスの提供を目指している。

これまでも他社サービスと連携してきた手間いらずは同日、株式会社タップが提供する宿泊管理システム「accommod」とTEMAIRAZUシリーズとのシステム連携を開始したことも公表しており、今後もこうした連携は進んでいきそうだ。

【関連ページ】民泊向け宿泊管理システム「innto」3月上旬に提供開始。アルメックスとand factoryが共同開発

(Livhubニュース編集部)

The following two tabs change content below.