中国民泊大手の途家(Tujia)が日本向けの日本語ページを公開したことをトラベルボイスが3月1日付けで報じた。
途家は2011年設立の、スマートフォンアプリを中心とした民泊予約サイトである。ホストから宿泊施設を借り、あるいは空き家を買い取り、民泊に関わるすべての管理を請け負う運営スタイルで人気を博し、中国版Airbnbと称されている。
日本向けページでは、民泊新法を見据え、日本の民泊物件の増加を狙う一環として日本の民泊提供者(ホスト)や国内に同社の「登録支援」、「ホスト、ゲストへのサポート(カスタマーサポート)」、「マーケティング」などの事業や中国人訪日観光客の動向などを紹介している。
途家の利用者は9割以上が中国人であり、日本版途家も中国人ゲストが中心となる見込みだ。途家は日本向けページ上で、中国人観光客の民泊市場規模が2020年には2,000億円になると予想しており、日本進出への期待の高さがうかがえる。
途家は2020年までに日本の民泊物件の登録を5,000軒に増やす目標を掲げており、中国途家では、ホストから12%を徴収しているところ、日本途家では手数料を3%まで抑え、訪日中国人客向けに民泊を提供できる貸主を募る。このほか、5月末まで仲介手数料をゼロとするキャンペーンも予定している。
【参照ページ】中国の民泊大手「途家(トゥージア)」が日本語ページを開設、仲介手数料ゼロのキャンペーンも
【関連記事】中国民泊大手「途家」、民泊新法見据え日本進出へ。
【コーポレートページ】tujia(途家:トゥージア)
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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