民泊対応型の投資物件などを扱う株式会社シノケングループ(以下、シノケン)は、民泊運用事業等を行う株式会社ビーコンSTAY(以下、ビーコンSTAY)と3月21日、資本・業務提携契約を締結したことを公表した。本提携は、民泊関連事業のさらなる推進を目指すシノケンが、ビーコンSTAYがもつ民泊運営に関するノウハウや成長性に着目したことで実現に至った。
本提携により、シノケンはビーコンSTAYに資本拠出を行うとともに、ビーコンSTAYが有するノウハウを取り込み、シノケンが保有・管理する物件の民泊提供等をビーコンSTAYに行っていく。まずは福岡、大阪、東京の特区民泊地域または条例整備が完了しているエリアにて事業を進め、その後、日本全国において民泊運営と関連事業を推進できるよう体制を整える。
シノケンはかねて民泊市場に注目し、特区民泊地域である東京都大田区と大阪市にて民泊利用を想定した「投資用マンションおよびアパートの開発・販売」、民泊に対応した「保険商品と関連システムの独自開発」、都心部の空き物件をリノベーションして民泊施設として活用する「リノベ×民泊」といった取り組みを行ってきた。
民泊を前提とした不動産投資商品の場合、より好立地で高い利回りを実現できる可能性があり、顧客の資産形成に役立つことが期待されている。現在、入居率98%を誇る約30,000戸の物件を管理しているシノケンは、オーナー保有物件の利用範囲を住居用にとどまらず民泊用にも拡大することで、空室発生時の有効活用および賃料アップ、ひいては物件の収益力向上を見込んでいる。
今後は、グッドデザイン賞受賞の実績があるシノケンの「住空間創造ノウハウ」とビーコンSTAYの「民泊運営ノウハウ」のほか、これまでに開発してきたシノケンの民泊関連サービスを結集し、シノケンのメイン事業であった賃貸に関わる不動産投資商品に加え、民泊に関わる低リスク高収益の不動産投資商品の開発強化を推進していく見通しだ。
【関連ページ】シノケングループ、好立地空室物件を民泊活用「リノベ×民泊」事業開始
(Livhubニュース編集部)


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