株式会社構造計画研究所が提供するスマートロック「RemoteLOCK(リモートロック)」と、株式会社タップが提供する宿泊施設管理システム「accommod(アコモド)」が9月18日より連携を開始した。国内での運用評価を経て、10月23日に両社が発表した。
「RemoteLOCK(リモートロック)」は、Airbnbのグローバルパートナーに認定されている米LockState社が開発したスマートロックだ。日本国内では株式会社構造計画研究所が販売しており、ゲストの予約と同時にクラウドシステムから暗証番号が発行される仕組みで、ワイヤレスかつ物理キー不要で運用できるのが特徴だ。
一方、株式会社タップが提供する「accommod(アコモド)」は、小規模施設向けのウェブでの宿泊予約・宿泊管理に対応したクラウドサービスだ。国内の主要サイトコントローラーとの連携、予約管理、部屋割り、チェックイン・アウト、売上集計、顧客管理といったPMS機能を備えたホテルシステムだ。
今回の連携により、宿泊施設は、RemoteLOCK本体と部屋の割り当てや、スケジュールによる自動の鍵発行、鍵の発行漏れなどの人的ミスの軽減、迅速な鍵の再発行、延泊減泊時の鍵の有効期間の変更などの作業を「accommod」管理画面上で行うことができるようになった。一方、ゲストは、チェックイン予定日の前に確実に暗証番号を受けとることができ、チェックイン時のフロントでの待ち時間が少なくなるほか、複数名での滞在時もキーレスで気楽に行動ができるなどのメリットを享受でき、便利で快適な旅を実現できる。
「accommod」は「ねっぱん!++」「手間いらず」といったサイトコントローラーとも連携しており、予約サイトからの予約情報をサイトコントローラー経由で取り込むことができる。このたびの連携とあわせて導入することで、業務負担をさらに軽減することができる。なお、連携機能の利用にあたる追加料金は不要であり、サービス基本利用料のみで利用できる。
近年、インバウンド旅行者の増加により観光事業が拡大する一方、多言語対応や人員確保など各宿泊施設に求められる課題も顕在化している。このたびの連携のように各社が提供するサービスの利便性も高まる中、宿泊施設によってはITを利活用した業務効率化を進めることで、運用の負担を軽減しながら、そのほかの顧客対応等に人員を充て、顧客満足度の向上につなげ、リピーターを確保する事例も少なくない。また、9月のラグビーワールドカップ開催に伴い、新たな事業課題が見えた宿泊施設も少なくないだろう。この機に、一部運用の自動化も含めた業務効率の見直しを検討してみてはいかがだろうか。
【関連ページ】【スマートロック】RemoteLock
【サービスサイト】クラウド型宿泊管理サービスaccommod -アコモド-
【コーポレートサイト】株式会社構造計画研究所
【コーポレートサイト】ホテルシステム(PMS)ベンダー:株式会社タップ
(Livhubニュース編集部)
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