株式会社オスカー(以下、オスカー)は12月5日、民泊の住所を共有するマップ型掲示板サイト「 Ravens」(以下、レイヴンズ)を公開した。オスカーは昨年より、民泊に関する苦情やパトロールを受けつける民泊監視サービス「民泊ポリス」を運営しており、適正な民泊営業をうながすための活動に従事してきた。
今回リリースされたレイヴンズは、 民泊住所、URL、迷惑情報などの情報を共有できるサービスだ。これまでは、居住地近隣や居住候補地での民泊の有無を知るすべがなかったが、レイヴンズを利用することで、どの建物に、どのような民泊があるのかを知る手掛かりとなる。
レイヴンズでは、民泊住所、URL、迷惑情報などの投稿および、投稿された情報を地図上で閲覧できる。投稿するには会員登録が必要だが、閲覧だけであれば登録は不要だ。住所の入力もしくは地図上をクリックすると、該当する民泊物件が表示される。物件は「民泊」「合法民泊」「民泊パトロール物件」のいずれかのアイコンに振り分けられる。「民泊」はインターネット上で宿泊客を募集している民泊、「合法民泊」は各自治体から認定を受けている民泊、「民泊パトロール物件」は同社が運営する「民泊ポリス」と契約中の民泊の早期発見・予防の意識が高い建物だ。
また、公開されている情報には追加情報の提供ができるほか、「異議を唱える」という項目が設置されている。これにより悪意のある投稿に対して正しい書き込みを加えることもできる。
オスカーは日本国内にある民泊の運営実態が把握できないことが原因で起こるトラブルの増加を受け、レイヴンズをリリースしたという。物件の入居者や購入者が入居時や購入時にその物件で民泊が運営されていることに気がつかず、騒音やゴミ出しに関するマナー違反、防犯面などで不安が生じ、入居や購入自体について後悔をしているという声があがっていた。
同社は「民泊は誰もに優しい存在であるべき」をコンセプトに、ホストやゲスト、近隣住民の誰もが納得した形で民泊運営ができるよう、民泊ポリスやレイヴンズの運営を行っている。レイヴンズが民泊の情報共有の場となることで民泊に関するトラブル減少に貢献しそうだ。
【公式サイト】 Ravens
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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