国土交通省は6月12日、2017年における日本人のクルーズ人口、クルーズ船の寄港回数及び訪日クルーズ旅客数など日本のクルーズ等に係る動向の調査結果を公開し、すべてにおいて過去最多を更新したことがわかった。
調査結果によると、2017年の日本人全体のクルーズ人口は外国船社の日本発着外航クルーズ数の増加等によって前年に比べて6.7 万人増加し、31.5万人(27.0%増)となった。
内訳は以下のとおり。
外航クルーズ人口(乗船地、下船地又は寄港地のいずれかに海外が含まれるクルーズを利用した日本人乗客数)は、前年に比べて乗客数は 4.2 万人増加し 19.7 万人(27.4%増)となった。エリア別の乗客数シェアでは、アジアが約60%、そのあとに欧州(地中海の除く)が15.7%と続き, 地中海(エーゲ海、黒海)は12.2%となっている。国内でクルーズを楽しむ日本人数も前年に比べ2.5 万人増加し、 11.9 万人(26.4%増)まで達している。
また、2017年の日本の港湾へのクルーズ船の寄港回数は 2,764 回(前年比37.0%増)、訪日クルーズ旅客数は 252.9万人(前年比27.0%増)となり、こちらも過去最高を記録した。
外国人へのビザ発給要件緩和や免税対象品の拡大を背景とする訪日外国人旅行客の増加にともなって、国内に寄港地を増やしているクルーズ船が、日本人旅行客の取り込みにも奏功している。寄港地を中心にあらたな消費が生まれることで、地方創生にも寄与することを期待したい。
【参照ページ】2017年の我が国のクルーズ等の動向(調査結果)について~日本人のクルーズ人口、クルーズ船の寄港回数及び訪日クルーズ旅客数が過去最多~
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