民泊物件等のリノベーション(大規模修繕工事)事業を手掛けるエイジィ株式会社は8月10日、モノ同士をインターネットで相互接続させる「IoT」技術を駆使し、民泊利用者自らがチェックインからチェックアウトまでを行うことができる自動受付システム「minpakuIN(民泊イン)」を開発し、販売すると公表した。
「minpakuIN」は、初期費用50,000円のソフトウェア、ハード機器、運用を骨組みとしたワンストップオンライン受付システムだ。パスポート情報の保全を簡易化することで、民泊事業者の法令遵守(コンプライアンス対応)を促し、民泊ホストやホテル事業者の収入源の多角化に貢献する。
主な機能は「本人確認」、「パスポート情報取得」、「該当施設利用約款の承諾」、「電話機能」だ。
「本人確認」機能は、受付に設置されたタブレット型の情報端末で、民泊利用者自らがチェックインからアウトまでを行うことができる機能だ。また、「パスポート情報取得」機能は、旅館・民泊事業者に義務付けられているパスポート情報をクラウド上で管理できるというもの。クラウドで管理できるため、同端末が紛失・故障しても情報を保全できる。さらに、「該当施設利用約款の承諾」機能は、民泊物件に入った予約情報をホストが同システムに入力することで民泊ゲストにIDとPASSを自動発行しメールアドレスに送付する機能で、チェックイン時に民泊ゲストがIDとPASSを入力することで施設利用約款の承諾を得ることができる。「電話機能」は、24時間受付、3か国語(日本語、英語、中国語)で利用者の在泊時の応対が可能だ。
「minpakuIN」を利用することでホストに必要な受付業務は民泊仲介サイトへの物件登録と予約が入った際の予約情報を入力するのみに絞られる。その他の受付対応は自動化されており、動力と時間の軽減につながる。
今後はタブレット端末に商品を掲載し、民泊利用者が購入できる「eコマース機能」とスマートフォンによる鍵の開閉ができる「スマートロック機能」を追加予定であり、2017年8月までに500室への導入を目指している。
【参照リリース】「IoT」を駆使した、民泊向け自動受付システムを開発
【サービスサイト】民泊(airbnb)ホテル運用の決定版!オンライン受付のセルフチェックインシステムminpakuIN(民泊イン)
【コーポレートサイト】xxx株式会社(呼称:エイジィ株式会社) – xxx Inc.
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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