民泊運営管理システム「m2m Systems」の展開やマンスリーマンションの運営を行うmatsuri technologies(マツリテクノロジーズ)株式会社は4月24日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、コロナ時代に対応した柔軟な隔離空間を提供するプラットフォーム「Sumyca(スミカ)」をリリースしたことを発表した。
昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、軽症者のみならず濃厚接触者の隔離および予防の意図を含めた自主隔離のニーズが今後も増え続ける見込みだ。そこで同社はこのたび、住居のサブスクリプションプラットフォームとして準備をしていた「Sumyca(スミカ)」を一時的に「新型コロナを分断して、打ち勝つ」ためのプラットフォームとしてリリースすることとなった。
「Sumyca(スミカ)」では主に、民泊やホテル、マンスリーマンションなどの様々な用途に合わせた施設と、新型コロナウイルスの影響による自主隔離者〜軽症者のマッチングを図っていく。検索のタグには「予防」「自主隔離」「自主避難」「一時帰国」などを用意するほか、オンラインによるチェックインや体調モニタリング、厚労省や自衛隊のマニュアルを参考にした対コロナ清掃などを実施する。
特にリスクが高い「自主隔離(軽度の体調不良)」および「自主避難(近くで陽性者や体調不良者あり)」の利用者に関しては、軽症者の受入が可能な宿泊施設でまだ受入を実施していない施設を準備。施設の風評被害を避けるため、秘密保持に同意した上で施設の提供を行う。
同社ではすでに、β版で「Sumyca(スミカ)」ドメイン下で展開されている「一時帰国.com」「自主隔離/避難/予防.com」などで、1,000を超える問い合わせを受けているなど、新型コロナウイルスの対応需要に対して様々な種類の物件のマッチングおよび運営を行っている。また「Sumyca(スミカ)」ではすでに提携等により5,000室以上の登録掲載準備を順次進めており、様々な状況の利用者を受け入れるために「軽症者受入表明施設」「自主隔離者受入可能施設」の先行登録・相談も開始するという。
新型コロナウイルスの影響により全国各地で病床数が逼迫するなか、同社のサービス開始は自宅待機を余儀なくされる軽症患者だけでなく、宿泊者減少により経営に大きなダメージを被っている宿泊施設にとって、今を乗り越えるための新たな選択肢となるだろう。この機会にぜひ「Sumyca(スミカ)」の登録を検討してみてはいかがだろうか。
【参照サイト】Sumyca(スミカ)
(Livhubニュース編集部)


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