香川県など官民でつくる瀬戸内国際芸術祭実行委員会は8月18日、高松市内で総会を開き、次回2019年の芸術祭は春の開幕を4月下旬と約1か月遅らせ大型連休中も対象とし、また、夏を縮めて秋を延ばし、集客拡大を狙う見通しであることを日本経済新聞が8月19日付けで報じた。
瀬戸内国際芸術祭は3年に1度開催される現代アートの祭典だ。2010年から開始され、次回2019年で第4回目となる。芸術祭開催年以外においても発信・誘客の活動に取り組んでおり、次回開催の際により多くの来場者を迎えるべく、2017年度からは民泊を含めた宿泊施設や飲食施設の運営・経営や、ボランティアマネジメントなど地域の活性化を担う人材の育成を目的とした「新・瀬戸内フラム塾」に取り組む見通しだ。特に豊島ではアートと農業との結合を方針としてかかげており、その一環として民泊を充実させ島民と訪問者の協働を図る。
次回開催となる瀬戸内国際芸術祭2019は4月26日より11月4日まで、シーズンごとにテーマを決めて107日にわたり開催される。春は「ふれあう春」をテーマに4月26日から5月26日までの31日間、夏は「あつまる夏」をテーマに7月19日から8月25日までの38日間、秋は「ひろがる秋」をテーマに9月28日から11月4日までの38日間だ。2016年は春が3月20日からの29日間、夏が49日間、秋が30日間の計108日間、開催された。
【参照ページ】瀬戸芸、春はGWも、秋は期間延長 次回19年、民泊など体制整備
【参照ページ】瀬戸内国際芸術祭2019基本計画が決定
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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