沖縄県糸満市は、8月19日と20日に「イベント民泊」を市内の民家で初めて実施することを毎日新聞が8月14日付けで報じた。
イベント民泊はイベント開催時に宿泊施設の不足が見込まれる場合、年に1回旅館業法の営業許可を受けずに宿泊サービスが提供できる制度だ。第29回糸満ふるさと祭りの期間である8月19日と20日の宿泊施設不足に対応するべく開催する。沖縄県内でのイベント民泊は、今年2月に広島東洋カープの沖縄キャンプに合わせて実施した沖縄市に次いで2例目となる。
宿泊期間は19、20日を含む前後の数日間行われる予定で、15日まで予約を受け付けている。料金は1人1泊素泊まり4千円。併せて、先着ペア5組の1泊無料モニターも募集している。
糸満市では、これまで農家が簡易宿所の営業許可を取って宿泊を受け入れる「農泊」に取り組み、現在約40件が登録している。修学旅行や夏休みに向けた農泊と教育(英語など)を組み合わせたプランを用意するなど、精力的に活動している。市は今回の反応を見て、ハーレー(大漁と航海安全を祈願するウミンチュ(漁師)の祭り)や大綱引き、ピースフルイルミネーションなどでも民泊を広げたい考えだ。
「糸満ふるさと祭り」では、地域伝統芸能や一般団体演舞をはじめ、バンド演奏のほか、市民参加体験交流事業などが行われ、エイサーや花火ショーも楽しめる。また小学生クイズ大会、ゆかたコンテスト、ウォーターフェスなどで参加者を募集中だ。
【参照ページ】ふるさと祭り イベント民泊初開催「ディープな糸満味わって」/沖縄
【参照ページ】~なつやすみモニター企画~ サマースクール農泊体験募集!
【参照ページ】糸満ハーレー
【関連ページ】沖縄県の民泊・旅館業簡易宿所に関する条例・法律・規制
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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