家具販売大手の株式会社ニトリホールディングス(以下、ニトリ)は8月14日、株式会社銀鱗荘および東名観光開発株式会社より北海道小樽市に所在する「銀鱗荘」の所有権を取得し、8月20日より同社100%子会社である株式会社ニトリパブリックが運営することを公表した。
銀鱗荘は、明治時代に鰊(ニシン)漁で栄えた猪俣安之丞の邸宅として余市町で建設され、その後、現在のJR小樽駅から車で10分の土地に移築、昭和14年に料亭旅館として創業した。現在は「旧猪俣邸」として小樽市指定歴史的建造物にも指定されている。本館と新館で計18室を備え、和食懐石とフランス料理を提供する。
ニトリは、小樽のシンボル施設であり第一級の宿泊施設である「銀鱗荘」で超一流のサービスを提供し、北海道内外や海外からの観光客を招くことで、小樽エリアの振興に貢献するとしている。
ニトリはすでに小樽の代表的な建築物である旧北海道拓殖銀行小樽支店、旧三井銀行小樽支店、旧高橋倉庫、旧荒田商会の4棟を中心とした施設「ニトリ小樽芸術村」をオープンしている。あわせて小樽の文化を存分に感じられる観光振興につながることが期待される。
【参照ページ】「銀鱗荘」事業承継についてのご案内
(Livhubニュース編集部)
The following two tabs change content below.
最新記事 by Livhub 編集部 (全て見る)
- 韓国・高級ホテルの家具を低所得世帯に提供。行政がつなぐモノの支援 - 2024年12月10日
- この冬は、あたたかな台湾へひとり旅。温泉リゾート「星のやグーグァン」期間限定のスパプラン - 2024年12月9日
- 阿蘇小国郷のていねいな暮らしに触れる。黒川温泉で叶う10の体験「Kurokawa Echoes.」 - 2024年12月6日
- 【後編】都会人と自然をつなぎなおし、インナーネイチャーを育む。東京山側の場「自然人村」の可能性 - 2024年12月5日
- 【前編】都心から1時間の森林が持つ役割って?東京山側で自然との“関わりしろ”を作る、do-moと東京チェンソーズ - 2024年12月5日