株式会社ウダツアップは2月21日、一般社団法人ハンモサーフィン協会が運営する空き家や空きスペース、既存の拠点を利活用するシェアリングサービス「hammosurfing(ハンモサーフィン)」のウェブプラットフォームを開設したことを公表した。
ハンモサーフィン協会は、徳島県美馬市脇町にあるうだつの町並みで2015年6月に設立された。地域課題の一つである空き家や空きスペース対策などに着目し、ハンモサーファーと呼ばれる会員同士で共遊別荘・共遊スペースとして再生し、滞在、コミュニティ、ビジネス、コワーキング、コリビング、イベント、パーティー、ワークショップ、オフィスなどに利活用する取り組みを行ってきた。
現在、ハンモサーフィンのサービスは、四国を中心に全国で19拠点を展開している。今後、ウェブプラットフォームを活用し、日本のみならず、アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア・香港など海外への拡大を図り、世界中を旅をしながらリモートワークを実現できる環境を整えていく。また、月額費用の一部は、ハンモサーフィン基金として積み立てられ、「環境保全」・「社会利益」・「経済メリット」におけるサステイナブルな社会作りに活用されるほか、月単位ではなく数か月単位で格安で利用できるプランも提供する予定だ。
ハンモサーフィンを利用できるハンモサーファーには、個人・法人問わず、税別月額1万円の費用でなることができ、ハンモサーファーは共遊別荘・共遊スペースを滞在・宿泊用途、事業用途、オフィス用途、学びの場といったさまざまな用途で利用できる。さらに、ハンモサーファーになると、その一親等である両親・配偶者・子供もハンモサーフィンを利用することができ、例えば家族で旅をしながらリモートワークを実現することもできる。
そして、今回ウダツアップが開設したウェブサイトでは、共遊別荘と共遊スペースの登録、利用、検索、メッセージ、予約・決済までの一連の手続きをスマホやタブレット、PCで行うことができ、個人・法人関係なくハンモサーフィンコミュニティの一員としてウェブサイトを利用できる。また、例えば、寝泊りしている部屋のベッド一つ分を共有するというように、ホストとしてそれらのスペースをプラットフォーム上にリスティングとして登録すると、月額費用が免除され、会員と同様にハンモサーフィンを利用できる。
近年、定住ではなくマルチハビテーション(多地域居住)のニーズが高まり、「アドレスホッピング」や「アドレスフリー」というコミュニティが出現している。そして、定額制で複数の不動産を利用できるサービスが続々とリリースされる中、ハンモサーフィンでは、4月からサービス開始予定である月額4万円で全国各地の物件で多地域生活ができるサービス「ADDress」との連携を進め、パートナーシップとして日本中の共遊拠点を展開する方針だ。
【ウェブサイト】hammosurfing(ハンモサーフィン)
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(Livhubニュース編集部)
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