日本政府観光局(以下、JNTO)は6月20日、2018年5月の訪日外客数推計値が前年同月比16.6%増の267万5千人となり、2017年5月の229万5千人を38万人以上上回り、5月単月で過去最高を更新したことを公表した。
訪日客数は、航空路線の新規就航や増便、チャーター便の就航による航空座席供給量の増加や、好調なクルーズ需要に加え、継続的に展開している訪日旅行プロモーションが効果を上げていることなどの要因で、全体として堅調に推移した。
国別では、東アジアは韓国64.0万人、中国66.9万人、台湾44.0万人、香港19.1万人で72.5%を占め、東南アジアとインドは、タイ16.6万人、シンガポール3.9万人、マレーシア3.6万人、インドネシア3.2万人、フィリピン5.9万人、ベトナム2.8万人、インド1.7万人で11.8%だった。欧米豪は、豪州4.0万人、米国14.0万人、カナダ3.1万人、英国3.0万人、フランス3.0万人、ドイツ2.0万人、イタリア1.2万人、ロシア0.8万人、スペイン0.9万人で12.0%だった。その他は9.9万人で12.7%だった。
5月として過去最高を記録したのはマレーシアを除く19市場(韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)だった。4月に続き好調だった中国ほか、欧米豪9市場すべてで前年同月比2桁割合の伸びを記録した。
JNTOは今後も市場動向を綿密に分析しながら訪日旅行プロモーションを進めていく方針だ。
【参照ページ】訪日外客数(2018年5月推計値)◇5月:前年同月比16.6%増の267万5千人
(Livhubニュース編集部)
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