IoT民泊施設の普及へ、インベスターズクラウドとデジサーフが事業提携

「TATERU(タテル)」の開発・運営を手がける株式会社インベスターズクラウド(以下、インベスターズクラウド)は3月1日、クラウドとリアルサービスを融合させたO2O(オンラインtoオフライン)サービスを提供する株式会社デジサーフ(以下、デジサーフ)が実施する第三者割当増資を引受け、戦略的資本提携契約を締結したと公表した。

インベスターズクラウドは、アプリではじめるアパート経営「TATERU」の開発・運営や、「民泊×IoT(モノのインターネット)」を推進するスマートドアホン「TATERU kit(タテルキット)」の開発などを行っている。一方で、デジサーフはクラウドとリアルサービスを融合させたO2O型のサービスを展開し、都心でも気軽にできるバーベキュー施設「デジキュー」の運営や、ノマド需要を取り込んだ時間課金制の貸しスペース「コインスペース」の運営を行っている。

両社はデジサーフの「好立地だが集客できない場所」を安く借りてITの力で集客する運営手法を活かし、同社が抱えている遊休地にインターベースクラウドの「TATERU kit」を導入した施設を開発、民泊事業を共同で展開する方針だ。

今回の提携により、今後は様々な場所で最先端のIoT技術を活用した民泊施設を目にすることになりそうだ。民泊における鍵の受け渡し方法は現状ホストの判断に委ねられており、セキュリティ面を懸念視する声もあったが、スマートドアホンにより鍵の受け渡しが不要になり、宿泊ゲストの本人確認や宿泊状況もITで管理できる民泊が一般的になれば、民泊が抱える大きな課題の一つは解決されることになる。今後の両社の事業展開に期待したい。

【参照リリース】民泊分野における、遊休地を活用した新規事業の展開 BBQ&CAMP「デジキュー」を運営するデジサーフ社と戦略的資本提携
【企業サイト】株式会社デジサーフ
【企業サイト】株式会社インベスターズクラウド

(Livhubニュース編集部 平井 真理)