旅行SNS「RECOTORI」が、サステナブルツーリズムの実現を支援するイベントを開催

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今までに訪れたことがない場所に降り立った瞬間、溢れ出る好奇心。旅という体験は、世界中の人々を魅了してきた。UNWTO(国連世界観光機関)の報告によると、2018年の世界全体の国際観光客数は14億人に到達したという。

しかし、そのように経済的発展性がある反面で、特に多くの人が訪れる観光地では、オーバーツーリズム、資源の過剰利用と廃棄物、生物多様性の損失など多くの問題が観光に伴い発生している。こうした問題と向き合い、解決していくため「サステナブルツーリズム(持続可能な観光)」という考えが20年弱前に提唱され、今回のコロナウイルスの感染拡大を契機に、より説得力を持って議論がされ始めた。

そうした中、新しい発見ができる旅行SNS「RECOTORI」を運営する株式会社インタースペースは、持続可能な観光の実現を支援するイベント、『RECOTORIみんなの活動「#サステナブルツーリズム」』を開催すると発表した。改めて観光客としてのあり方を見直し、世界中の観光地を美しく保ち続けていくために、持続可能な観光についてみんなで考えてみようと呼びかける取り組みだ。

実施期間は、7月20日から8月19日までの1ヶ月間。RECOTORIの投稿欄にて、本文にハッシュタグ「#サステナブルツーリズム」を付けて、「未来、後世に残したいと思う素敵な景色や文化」「持続可能な観光について考えること。出来そうだと思うこと」などを投稿する。該当ハッシュタグがついた投稿数×20円が、公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟の「世界遺産活動」及び「未来遺産運動」に寄付されるという。

持続可能な観光について考える際には、UNWTOが2017年に発表したリーフレットに記載された「責任ある旅行者になるためのヒント」も参考にできるだろう。資料内では、旅行者に推奨される具体的な行動事例として下記を紹介している。

1 旅先に住む人々に敬意をはらい、私たちの共有遺産を大切にしよう
2 私たちの地球を守ろう
3 地域経済をサポートしよう
4 安全に旅をしよう
5 旅先の情報に通じた旅人になろう
6 尊敬される旅人になろう
7 デジタルプラットフォームを賢く利用しよう

好きな観光地。まだ行くことができていないあの場所やこの場所を、今後も守り続けていくために、私たち観光客にできることはなんだろうか。途方もなく多くの大きな問題を前に目がくらみそうになることもあるけれど、一人ひとりの発信が、これからの観光を支えていく一歩にきっとなるはずだ。

【参照サイト】RECOTORIみんなの活動「#サステナブルツーリズム」
(※キャンペーンの詳細は上記リンクよりご確認ください)
【参照サイト】UNWTO(国連世界観光機関)責任ある旅行者になるためのヒント
【参照サイト】国土交通省 第1部 観光の動向

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むなかたりょうこ

京都在住。これまでに20か国以上を巡った元バックパッカー。一番のおすすめは、人が優しく最高の景観を持つ東チベット。夢は、世界中を飛び回りながら記事を執筆すること。楽しむことをモットーに日々奮闘中!最近は、自転車旅で国内を巡っている。