インバウンド向けホテル「STAY」を運営する株式会社TRASTAは1月8日、日本初の定額型居住サービス「HafH(ハフ)」を展開する株式会社KabuK Styleと包括的業務提携をしたことを公表した。
HafHは敷金・礼金・保証金・光熱費などはなく、月8万2千円でHafHのネットワークに登録されている宿泊先に何か所でも無制限に居住できるサービスだ。2年以上同じ場所に居住しない人や、留学先に数か月滞在する人などを対象としており、短期宿泊プランや、インターネット環境がある仕事場だけを提供するプランなど、目的に応じたプランを選択できるため、居住先を探している外国人にとってメリットが多い。HafHの第1号店は1月8日に長崎にオープンした。

HafH外観
一方、TRASTA社はドミトリー、ツイン、スイートなどさまざまな部屋タイプが混在したホテルの企画・運営、ホテル管理システム・旅行サービスの開発を行っている。2018年8月にSTAYブランド第1号店「STAY in the City AMEMURA」を開業しており、2020年までに18店舗を開業する予定だ。

STAY in the City AMEMURAイメージ
今回の提携により、TRASTA社が現在福岡・大阪で運営中のホテルと今後2020年までに開業予定の東京・京都・沖縄を含む全18ホテルをHafHのネットワークへ提供し、HafHとSTAYの相互送客を図り、施設のサービス向上を目的としたシステム開発を行う。2019年春以降、HafH登録者は「STAY」などを居住場所として利用できる。
TRASTA社は同提携について、今年4月から運用予定の「外国人労働者の新在留資格」にともない、多くの外国人が日本にて住居が必要となるニーズに応えるべく、KabuK Style社と連携し宿泊施設を提供するとしている。そして今後、国内・国外の利用者を用途に合わせて相互の施設へ誘導することで訪日外国人の受け入れを強化し、日本人はもちろん外国人も旅をしやすく、住みやすい環境づくりを行う方針だ。
【コーポレートサイト】TRASTA inc. | TRAVEL Tech の株式会社トラスタ
【コーポレートサイト】KabuK Style
(Livhubニュース編集部)


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