Carstay(カーステイ)、MaaS時代の「VANLIFE」サービス開発でイードと業務提携

全国各地に点在する駐車場や空き地を「車中泊・テント泊スポット」として旅行者に貸し出すシェアリングサービス「Carstay(カーステイ)」を展開するCarstay株式会社は8月8日、自動車特化型アクセラレーター「iid 5G Mobility」でモビリティ革命への貢献を目指す株式会社イードと、「VANLIFE(バンライフ)」分野におけるモビリティサービス開発で業務提携したことを発表した。

「VANLIFE」とは、クルマを通じた旅や暮らしにより、箱型のクルマ「バン」を家のように作り変え、クルマを働く・遊ぶ・暮らしの拠点とするライフスタイルを指す言葉だ。CarstayはこうしたVANLIFEに関するメディア「VANLIFE JAPAN」を立ち上げ、「ドライブスポット」「車中泊」「VANLIFE」の3つのカテゴリーで、日本語と英語での情報発信を行っている。

イードが立ち上げた「iid 5G Mobility」は、第5次モビリティ革命を促進し、日本の産業の変革をサポートする自動車特化型アクセラレーターだ。これまでキャンピングカー株式会社との業務提携による「ジャパン・キャンピングカー・レンタル・センター」の支援など、進化する自動車ビジネスが「サービスとしての移動」である「MaaS(Mobility as a Service)」に推移し拡大する流れを捉えて、さまざまなパートナーと関係を深めている。

第5世代の移動通信サービス(5G)の開始や自動運転車両の量産化など、通信サービスや自動車分野において、この先様々な環境変化が起こることが想定されている。そうした中で両社は、EVや自動運転のテクノロジーを備えた「VAN」の普及により、VANによる宿泊「VAN泊」「VANLIFE」にも新たな可能性が広がることを想定し、業務提携に至ったという。

このたびの業務提携により、Carstay運営の「VANLIFE JAPAN」と、イード運営の自動車総合ニュースメディア「レスポンス」、バイクやクルマを愛する女性のためのメディア「Lady Go Moto !」の3つのメディアにて記事連携を開始する。これにより、多くの人々が「VANLIFE」を始めるためのきっかけになる情報提供に取り組んでいくという。

両社は車中泊のハード面とソフト面の整備が、地域活性化や持続可能な観光開発に重要な役目を果たすと考えている。このたびの業務提携で、「VANLIFE」というスタイルが国内外の多くの人々に浸透し、地方経済の活性化および宿泊施設不足の解消につながることを期待したい。

【サービスサイト】Carstay(カーステイ)
【登録ページ】Carstay|ホスト登録

(Livhubニュース編集部)