ビッグデータと人工知能(AI)を活用した旅行支援サービス「atta(アッタ)」のβ版を運営する株式会社attaが、7月4日にiOS版アプリを、また7月17日にAndroid版アプリを正式にリリースした。
attaは世界中218カ国・地域、約63万軒のホテル・旅館・民泊や別荘などの宿泊施設を、さまざまな宿泊予約サイトを横断し一括で簡単に比較、検索できるサービスだ。
同サービスは2019年3月にβ版をリリースし、今回の正式版では、AIの活用により、特定の宿泊施設・宿泊日の最安プランにおける宿泊施設価格の動向を解析し、今後宿泊料金がより安くなる確率を提示する機能を搭載した。さらに提示宿泊料金が下がった際に、旅行者にリアルタイムにスマートフォンプッシュで情報を提供する「プライスアラート機能」のほか、格安時期がひと目でわかる「カレンダー機能」も追加された。
株式会社attaは「旅」×「テクノロジー」をコンセプトとしたトラベルテックスタートアップだ。前身は2018年3月に設立された株式会社WithTravelで、2019年5月に社名を株式会社attaに変更している。
今回のリリースについて同社代表の春山佳久氏は「昨年の創業から準備してきたAIを駆使した宿泊検索サービスを、ようやくユーザーに提供できるようになりました。attaで宿泊施設情報とユーザーの接点を増やし、より多くの旅行機会を創出できるサービスを目指してまいります。」とコメントしている。
今後も同社は、ビッグデータやAIを駆使した効率的な情報解析機能や、スマートフォンでのリアルタイムでのプッシュ通知などを通じて、宿泊利用者にとって有益な情報を提供するとともに、宿泊施設予約における新しいユーザーエクスペリスを提供していくという。
近年は「トリップアドバイザー」や「トリバゴ」といった多くの宿泊比較サイト・メタサーチが台頭する中、同サービスは新規参入とはいえ、スマートフォンのプッシュ通知機能やカレンダーなど、利便性の高い多くの機能を持ち合わせている。効率的に宿泊施設検索ができることから、旅行者はもちろんビジネスでの利用者も増えそうだ。
【ウェブサイト】atta(アッタ)
【iOSアプリ】「atta」をApp Storeで
【Androidアプリ】atta – Google Play のアプリ
(Livhubニュース編集部)
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