株式会社エアホストは10月10日、同社が提供するクラウドサービス「AirHost PMS」と、Keeyls株式会社が提供する無人の鍵受け渡し・本人確認システム「KEY STATION」が同日よりAPI連携を開始したことを公表した。
KEY STATIONは本人確認システムの「KS check in(ケーエス チェックイン)」と鍵の受け渡し用のキーボックスがセットになったシステムだ。「鍵の受け渡し、またはリアルタイムでの開錠のパスワード発行」「鍵の取り出し、返却通知」「対面、非対面での本人確認」「スペースや賃貸内見などの予約管理」といった機能を備え、ホテルや民泊の無人フロント化、マンスリーマンションや賃貸内見、貸会議室などのスペースシェアの鍵の受渡しなどで利用されている。
今回のAPI連携により「AirHost PMS」と「KEY STATION」との間で部屋割りや宿泊者情報、チェックインの状態を自動で連携することができるようになった。「AirHost Check-in」の「事前チェックイン機能」を利用することで、ゲストが事前チェックインページで入力した情報が自動で反映されるため、宿泊当日はゲストの本人確認のみとなり、ゲストの手間を軽減できる。
また、AirHost PMSがもつ自動メッセージ、自動部屋割り機能、自動決済機能などのすべての機能に連動しているため、施設の運営方法に合わせたチェックインの案内、鍵の管理・受け渡しを自動化できるようになった。
AirHost PMSは、各チャネルを一括管理するサイトコントローラー機能と、予約やリスティング管理をするPMS機能の両方を備えた、オールインワン型のクラウドサービス。同社が提供する「AirHost チェックインソリューション」とあわせて利用することで、住宅宿泊事業法・旅館業法等で求められる宿泊ゲスト名簿の収集や管理、本人確認をシステム上で一括管理できる。
すでにAirbnb、Booking.com、Expediaなどの宿泊予約サイトと連携しているほか、サイトコントローラーの 「ねっぱん!」やチェックインタブレットの「エアサポタッチ」といった民泊運営に役立つサービスとも連動し、これまでに約9,000件の導入実績がある。1か月の無料トライアル期間も設けられており、初期セットアップにあたっては、ビデオチャットでの無料サポートも利用できる。
今回、Airhost PMSに連携する新たなチェックインデバイスとキーデバイスが追加されたことで、施設ごとのニーズに応じたフロント業務のスマート化を実現可能となった。集客力・稼働率向上と運営工数削減の双方を実現したい宿泊施設オーナーは、AirHost PMSの導入を検討してみてはいかがだろうか。
【サービスサイト】AirHost PMS
【サービスサイト】KEY STATION
【関連ページ】KEY STATION設置マップ
【コーポレートサイト】Keeyls株式会社
【関連ページ】【民泊向け運用管理ツール】AirHost PMS
【関連ページ】無人でのホテル運営ってどうやるの?ITによる自動化を駆使した運営方法
(Livhubニュース編集部)


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