国内・海外航空券予約サイトの「skyticket」を運営する株式会社アドベンチャー(以下、アドベンチャー)は2月4日、株式会社AMBITION(以下、アンビジョン)が保有する民泊物件の宿泊予約・販売において業務提携すると公表した。
アドベンチャーは、航空券予約サイト「skyticket」やアクティビティ販売サイト「WannaTrip」を運営している。18言語対応という強みを活かし、外国人向け国内ツアー商品の拡充など、2020年の東京オリンピックを視野に入れたサービス強化を進めており、昨年11月には民泊事業への参入についても発表していた。
一方のアンビションは「不動産SPA」企業としてプロパティマネジメントからインベスト事業、不動産賃貸仲介業「ルームピア」・「VALOR」まで一気通貫のサービスを提供している。特に東京の取扱物件に強みを持っており、訪日観光客のインバウンド需要拡充に向け、民泊事業を重要プロジェクトと位置づけている。
今後、アドベンチャーはオンライン旅行事業の強みを、アンビションは東京における取扱物件の強みをそれぞれ活かして具体的な協議に入るという。2020年東京オリンピックに向けて、訪日観光客をターゲットとする事業提携は大手、ベンチャー企業を問わず今後ますます活発化していきそうだ。
なお、同発表を受けてアンビションの株価は1月8日の昨年来高値を更新し、一時500円ストップ高の2510円を付けた。また、アドベンチャーの株価も急伸し、一時410円高の6300円を付けた。民泊関連銘柄に対する投資家からの熱い視線も引き続き継続している。
【参照リリース】18言語対応の航空券予約サイト「skyticket」を運営するアドベンチャーと賃貸・売買不動産事業を行うアンビションが民泊事業において業務提携に向けた検討開始のお知らせ
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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