皆さんこんにちは、BnB Insight 編集部です。ここでは、2017年2月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、大阪府の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
大阪では1月中旬にマンションの管理組合に無断で民泊を営業していた男性に対して損害賠償などを求めた裁判が大阪地裁で行われ、男性に対して請求通り弁護士費用分の50万円の支払いを命じる賠償命令が下されるというニュースがあり、話題になりました。特区民泊の制度を整えている大阪では、大阪市内だけでも特区民泊許可数が20件を超えていますが、合法民泊の推進と普及にはまだまだ時間がかかりそうです。それではさっそく大阪府の最新の民泊状況について見ていきましょう。
大阪府のAirbnb掲載件数
2017年2月1日時点での大阪府内の掲載件数は、前月比101.5%増となる12,127件でした。大阪市内を地区別に見てみると、最も多いのが大阪市中央区が4,220件、次いで大阪市浪速区が2,589件、大阪市西成区が842件となっています。
掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは114.5%増となる大阪市西成区で842件、次いで大阪市北区が103%増となる724件、大阪市都島区が102.4%増となる222件、大阪市中央区が101.9%増となる4,220件となっています。
大阪府のAirbnbホスト数
2017年2月1日時点での大阪府内のAirbnbホスト数は前月比100.5%増となる3,732名でした。大阪市内を地区別に見てみると、最も多いのが大阪市中央区で1,477名、大阪市浪速区が1,112名、大阪市北区が364名となっています。
大阪府のAirbnb稼働率
2017年1月の大阪府のAirbnb稼働率は前月比マイナス-4.6%減となる57.1%でした。大阪市内を地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは大阪市浪速区の64.5%、次いで大阪市中央区の63.2%、大阪市福島区の62.9%と続きます。
大阪府の想定宿泊単価
2017年1月の大阪府のAirbnbの想定宿泊単価は前月比261円減となる12,464円でした。大阪市内を地区別に見てみるると、最も想定宿泊単価が高かったのは大阪市城東区の23,790円、次いで大阪市東成区の20,594円、大阪市福島区の16,366円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?大阪では、物件数全体の伸びは鈍化してきているものの、西成区など一部の地域では大きく件数が増加しています。また、稼働率については全国のトレンドと同様に1月は12月と比較して大きく下落傾向にあります。
さらに詳細なデータについては、下記より最新版の大阪府の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
(BnB Insight 編集部)
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